エスケープ(紙ジャケット仕様)
大御所ギタリスト・森園勝敏が自らのバンド『Bird's Eye View』とともに製作した力作。
この時期の森園氏はナベサダやジョージ川口らと共演したりと、ジャズへの傾倒を見せていた時期。
それを見事に形にしたのがベン・シドランの名曲「キャディラック・キッド」のカバーだ。
ベン・シドラン必殺のリズムとも言うべき連拍のリフレインを生かしながら、テーマ部分を4ビートに作り変えたアレンジは絶妙で、白尾泰久氏のサックスともども“名演”とも言うべきプレイを聴かせてくれる。この曲は当時フュージョンからジャズ寄りの演奏をしていたこのバンドのメインの楽曲であり、ライブでも大喝采を浴びていた曲でもある。
またしっとりしたボーカル曲も秀作揃いで、森園氏の充実ぶりが窺われる。コーラスを担当した当時の中村哲の奥サマ・中村裕美子の存在も光っている。もちろん森園氏の泣き節ギターも絶品だ。
ジャズ・フュージョンのバンドの割りにはドラムが若干カタい感じがするが、バンドのまとまりも非常に良く、全体的に落ち着いたムードて統一された非常に丁寧な作りのアルバムだと思う。
ちなみにこのアルバム、スイング・ジャーナル誌の人気投票で3位にランクインした実績を誇る。
あの四人囃子で縦横無尽にギターを弾きまくっていたロック・ギタリストのソロ作とは思えない現象として、当時は大いに話題になった作品である。間違いなく日本のジャズ/フュージョン界に足跡を遺した名作中の名作。
この時期の森園氏はナベサダやジョージ川口らと共演したりと、ジャズへの傾倒を見せていた時期。
それを見事に形にしたのがベン・シドランの名曲「キャディラック・キッド」のカバーだ。
ベン・シドラン必殺のリズムとも言うべき連拍のリフレインを生かしながら、テーマ部分を4ビートに作り変えたアレンジは絶妙で、白尾泰久氏のサックスともども“名演”とも言うべきプレイを聴かせてくれる。この曲は当時フュージョンからジャズ寄りの演奏をしていたこのバンドのメインの楽曲であり、ライブでも大喝采を浴びていた曲でもある。
またしっとりしたボーカル曲も秀作揃いで、森園氏の充実ぶりが窺われる。コーラスを担当した当時の中村哲の奥サマ・中村裕美子の存在も光っている。もちろん森園氏の泣き節ギターも絶品だ。
ジャズ・フュージョンのバンドの割りにはドラムが若干カタい感じがするが、バンドのまとまりも非常に良く、全体的に落ち着いたムードて統一された非常に丁寧な作りのアルバムだと思う。
ちなみにこのアルバム、スイング・ジャーナル誌の人気投票で3位にランクインした実績を誇る。
あの四人囃子で縦横無尽にギターを弾きまくっていたロック・ギタリストのソロ作とは思えない現象として、当時は大いに話題になった作品である。間違いなく日本のジャズ/フュージョン界に足跡を遺した名作中の名作。