誰も国境を知らない 揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅 (朝日文庫)
日本の国境にあたる島々を、つぶさに取材して回って日本国という国の「カタチ」を戦前戦後の歴史まで含めて描いた集大成。
実はこの本を著した西牟田君は、バイクを通じて知り合った友人であり、だから多少贔屓目に見てしまうところがあるのかもしれないが、面白く読ませていただいた。
まるで彼が僕の目の前で、淡々とでも熱を持って語ってくれている姿が目に浮かぶようだった。
日本という国は海に囲まれていて、領土問題を意識する人は非常に少ない。
僕が小学校や中学校で学んだのはせいぜい北方領土ぐらいで、ニュース番組等をよく見る人は、「魚釣島」「竹島」という名前は聞いたことがあるだろうし、特段地理に興味のある人は「沖ノ鳥島」という名前を知っているかもしれない。
もちろん政府としての見解は、すべて日本固有の領土であるということは、少し詳しい人なら常識である。
しかし、重要なのは、日本側からの見解だけでなく、隣国側からの見解にも目を通す、あるいは耳を傾ける必要があると言うこと。
物事には片面からだけアプローチを仕掛けると、事の本質を見落としがちだ。
そういう面で、それぞれの立場に対して、多少利害はあって好んだり嫌ったりする事はあっても、両面から「国境」に実際に身を置いて見た、という事を通して描かれるということは重要だと思う。
立場上いろいろあるので、この本を万人に勧めるわけには行かないが、あえて日本の「カタチ」を意識するためには良いきっかけになる本だと思うし、読んだ人には、物事を両面から読みとって欲しい、あるいはまた別の視点からも見つめて欲しい、そんな本。
実はこの本を著した西牟田君は、バイクを通じて知り合った友人であり、だから多少贔屓目に見てしまうところがあるのかもしれないが、面白く読ませていただいた。
まるで彼が僕の目の前で、淡々とでも熱を持って語ってくれている姿が目に浮かぶようだった。
日本という国は海に囲まれていて、領土問題を意識する人は非常に少ない。
僕が小学校や中学校で学んだのはせいぜい北方領土ぐらいで、ニュース番組等をよく見る人は、「魚釣島」「竹島」という名前は聞いたことがあるだろうし、特段地理に興味のある人は「沖ノ鳥島」という名前を知っているかもしれない。
もちろん政府としての見解は、すべて日本固有の領土であるということは、少し詳しい人なら常識である。
しかし、重要なのは、日本側からの見解だけでなく、隣国側からの見解にも目を通す、あるいは耳を傾ける必要があると言うこと。
物事には片面からだけアプローチを仕掛けると、事の本質を見落としがちだ。
そういう面で、それぞれの立場に対して、多少利害はあって好んだり嫌ったりする事はあっても、両面から「国境」に実際に身を置いて見た、という事を通して描かれるということは重要だと思う。
立場上いろいろあるので、この本を万人に勧めるわけには行かないが、あえて日本の「カタチ」を意識するためには良いきっかけになる本だと思うし、読んだ人には、物事を両面から読みとって欲しい、あるいはまた別の視点からも見つめて欲しい、そんな本。
少年人形 (SHYノベルス194)
評価の高い作品でしたので、かなり期待して読みました。エリートやお金持ちが出てきて
エッチして・・・だけのありがちBLとは比べ物にならない読み応えでした。面白かったです。
もっと読みたいな・・・書いてくれないかな・・・って事で星四つです。
エッチして・・・だけのありがちBLとは比べ物にならない読み応えでした。面白かったです。
もっと読みたいな・・・書いてくれないかな・・・って事で星四つです。
聖娼の島 (廣済堂文庫)
きっちりストーリーがあって、きっちりとキャラクタが立っています。
主人公は計三人の女性とセックスをしますが、そのいずれの女性も、とても魅力的に描かれています。
特に、生まれながらの娼婦、祥子の妖しさ、美しさはみごとです。
主人公が彼女に魅入られ、ひかれていく過程に少しも違和感がありません。
官能シーンだけをつまみ食いして、<使う>なんてもったいないことをせずに、ぜひ、全編を通して味わってほしい佳作です。
主人公は計三人の女性とセックスをしますが、そのいずれの女性も、とても魅力的に描かれています。
特に、生まれながらの娼婦、祥子の妖しさ、美しさはみごとです。
主人公が彼女に魅入られ、ひかれていく過程に少しも違和感がありません。
官能シーンだけをつまみ食いして、<使う>なんてもったいないことをせずに、ぜひ、全編を通して味わってほしい佳作です。
【Blu-ray】竹達彩奈/あやち ~東京→南の島~ [販路限定]
DVDorBDの封入にイベント応募券(sinfonia!sinfonia!!かAYANAのどちらか必要)が付属していますので、是非。氷菓…評価はBD版と同様です。