写実画のすごい世界
ひとことで言って、これはなかなか凄い。女性をモチーフにした写実画の作品を集めた本。徹底的にリアル性を追求して描かれており、どう見ても写真とほとんど区別がつかないものも珍しくない。すべて邦人の画家で、島村信之、生島浩、小尾修、原祟浩、石黒賢一郎、森本草介、野田弘志、小川泰弘、五味文彦、山梨備広、塩谷亮、卯野和宏、小木曽誠、山本雄三、山本大貴、中島健太、廣戸絵美、藤田貴也、加藤裕生、茶谷雄司、石田淳一、高橋和正、岡靖知、本木ひかり、合計28名。オールカラー。印刷も良好。個人的には、ホキ美術館にはまだ行ったことがないので、ぜひ足を運びたいと思った。ただ、解説については、質量共にもうひとつのように思われる。
写実絵画の魅力 世界初写実絵画専門美術館「ホキ美術館」に見る
ホキ美術館へは、2度、鑑賞ツアーで行きました。詳しい解説付きのツアーで、観ているだけでも満足でしたが、作品が生まれた背景なども分って素晴らしい鑑賞ツアーでした。その内容が、この本の中に閉じ込められていると言って良いでしょう。素晴らしい本です。