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ダウン・バイ・ロー コレクターズ・エディション [DVD]
ウェイツとルーリーの強烈な個性はもちろんの事、
2人に全く引けをとらないベニーニの存在が相まって
この映画を粋でユーモアたっぷりの物語にしている。
さてさて、しびれるシーンや台詞が満載でどうしてくれようか(笑)
「靴だけはやめろ」おそらくウェイツの実生活にも通じるであろうダンディズム。
微笑まずにはいられない監獄内での3人の大合唱。
哲学的な問いが見え隠れするベニーニが描く壁の窓。
さびれた喫茶店での優しい恋のダンス。
そしてラストのウェイツとルーリーの上着の交換。
ジャームッシュの作品でよく言われる「抑揚がない」...その通りです。
しかしこれを粋な映画と言わずしてどうする?
これを優しいユーモアに溢れた傑作と言わずにどうするよ?
自信を持って満点です。
いや、超満点だ。
2人に全く引けをとらないベニーニの存在が相まって
この映画を粋でユーモアたっぷりの物語にしている。
さてさて、しびれるシーンや台詞が満載でどうしてくれようか(笑)
「靴だけはやめろ」おそらくウェイツの実生活にも通じるであろうダンディズム。
微笑まずにはいられない監獄内での3人の大合唱。
哲学的な問いが見え隠れするベニーニが描く壁の窓。
さびれた喫茶店での優しい恋のダンス。
そしてラストのウェイツとルーリーの上着の交換。
ジャームッシュの作品でよく言われる「抑揚がない」...その通りです。
しかしこれを粋な映画と言わずしてどうする?
これを優しいユーモアに溢れた傑作と言わずにどうするよ?
自信を持って満点です。
いや、超満点だ。
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トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使
若き日の屈辱のドサ周りから始まり、流行とは無縁に自分のアートを貫き通し成功していく、
トム・ウェイツに「男の理想」を強く感じました。
元恋人のリッキー・リー・ジョーンズ、ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン
など同年代の彼と関わるミュージシャンや音楽業界、洋楽好きには興味深い内容も書いてあります。
本書の特徴として、彼の発言はすべて太字になっているのですが、これがまたイイんです!!
独特のリズミカルで、ちゃめっ気たっぷりな毒舌は、筋の通った職人を連想させて面白い。
名言たっぷりなトム・ウェイツ ワールドを堪能できます。
トム・ウェイツに「男の理想」を強く感じました。
元恋人のリッキー・リー・ジョーンズ、ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン
など同年代の彼と関わるミュージシャンや音楽業界、洋楽好きには興味深い内容も書いてあります。
本書の特徴として、彼の発言はすべて太字になっているのですが、これがまたイイんです!!
独特のリズミカルで、ちゃめっ気たっぷりな毒舌は、筋の通った職人を連想させて面白い。
名言たっぷりなトム・ウェイツ ワールドを堪能できます。
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Small Change
76年9月に発表された第4作。アサイラム時代のトム・ウェイツはどれもいいが、最高傑作は何と言っても本作だろう。
ファースト「Closing Time」、セカンドの「The Heart Of Saturday Night」あたりではまだヤワな印象だった歌唱は、前作「Nighthawks At The Diner」から凄味を帯び始めてはいたが、本作ではさらに凄味を増し、唯一無二の個性を確立している。
ロッド・スチュアートがカヴァーしたり、ウェイツ自身の歌で唐沢寿明主演のドラマ「不毛地帯」のテーマに起用された "Tom Traubert's Blues" は(以前よりは)広く知られるようになったが、私がベストトラックに推すのは4曲目の "I Wish I Was In New Orleans"。スティーヴン・フォスター("Oh Susannah" "My Old Kentucky Home" "Beautiful Dreamer" などを作曲したアメリカの作曲家)にも影響を受けたというウェイツらしい美しいメロディーに彼の凄味のある渋い声が載る、最高にディープなナンバー。この曲はシングルカットもされておらず、ベスト盤にも収録がない。聴けるのは本作においてのみ。この1曲のためだけに買っても損はないと断言したい。スモール・チェンジ(紙ジャケット仕様)
ファースト「Closing Time」、セカンドの「The Heart Of Saturday Night」あたりではまだヤワな印象だった歌唱は、前作「Nighthawks At The Diner」から凄味を帯び始めてはいたが、本作ではさらに凄味を増し、唯一無二の個性を確立している。
ロッド・スチュアートがカヴァーしたり、ウェイツ自身の歌で唐沢寿明主演のドラマ「不毛地帯」のテーマに起用された "Tom Traubert's Blues" は(以前よりは)広く知られるようになったが、私がベストトラックに推すのは4曲目の "I Wish I Was In New Orleans"。スティーヴン・フォスター("Oh Susannah" "My Old Kentucky Home" "Beautiful Dreamer" などを作曲したアメリカの作曲家)にも影響を受けたというウェイツらしい美しいメロディーに彼の凄味のある渋い声が載る、最高にディープなナンバー。この曲はシングルカットもされておらず、ベスト盤にも収録がない。聴けるのは本作においてのみ。この1曲のためだけに買っても損はないと断言したい。スモール・チェンジ(紙ジャケット仕様)