トーマス絵本の中でも、このシリーズは紙もしっかりしているし、写真もはっきりしてきれいで、おすすめです。言葉の量も２-４行で、ちょうど絵を見て内容がはっきりわかるくらいなので、２歳くらい（もちろん０歳から喜ぶでしょう）の子にぴったりです。字の読めるようになったお子さんにも読みやすいでしょう。うちでは４歳のお姉ちゃんが、２歳の弟に読んでやり、２人で、竜が出てくる場面で大騒ぎしています。大きさも子供が手にとりやすく、おでかけにも邪魔にならないサイズです。

就職して、新人と呼ばれる夢中で過ごした時期も過ぎ、行き詰まった社会に閉塞感を感じている境遇も考え方も違う偶然知り合った二十代半ばの女性３人（深津絵里、水野美紀、中山忍が熱演！）が、共に語り、悩み、悲しみ、傷付き、這いつくばり、時に喜びながら、「自分の居場所」を探す物語。

並行して、順風満帆、自信満々だったエリートサラリーマン（椎名桔平）がリストラの憂き目に遭い、苦悩と絶望を味わいながら、心の平穏を取り戻すまでが描かれています。

ドラマとしては実に地味ですが、その地味さが逆にリアルで、毎回流れる主人公の心の機微を綴ったモノローグが胸に沁みました。DVD化が切望される名作です！

娘が、とても喜んでいました。ありがとうございました。関西なので、なかなか手に入らないので、嬉しかったです。