中世に国家はあったか (日本史リブレット)
1960年生まれの日本法制史・中世史家が2004年に刊行した100頁ほどのブックレット。本書のテーマをきちんと理解するためには、「中世」および「国家」の定義の検討が不可欠である。したがって、「そもそも日本史において独自の区分としての中世を立て得るのか」という連続と断絶の問題、あるいは「近代国家の要件をそれ以外の時代に遡及して求める方法は適切か」という問題が、まず学説史(歴史家の研究成果と問題関心との関連)の回顧を通じて批判的に検討される。結果的には、国家概念の不用意な濫用を避け、その都度の時代における主従制的支配権(関係の個別性)と統治権的支配権(全体の統合性)との相互作用を具体的に検討すること、その際回顧的に発見される政治・文化資源(「遺産」)の二次的利用の問題=社会の自己意識ないし政治的想像力の問題を検討することの必要性が主張される。以下、動線に沿った空間把握から面的な空間把握への移行、国境を越えて活動する人々への対応、蒙古襲来以後の神仏習合の政治的意義、民衆の法意識の高まりと古典主義運動・往来物の普及が論じられ、「眼前にあるものを繰り返し参照し資源としてその都度利用することによって、振り返ったときに古代から連続した伝統をたどりうる、しかしその実質においては新しい、近世の「国家」体制」の成立が跡付けられる。現実の複雑な歴史過程(しかも多様な主体の「想像力」の世界)と歴史家の認識の問題とが共に論じられているため、論述は複雑であるが、このテーマの検討に際して留意すべき重要な諸点について、学説史を具体的にたどって論じている本書からは、学ぶことは多い。私としては、多様な主体がそれぞれ独自の利害関心から多様な「遺産」を流用・序列化し、それらの行為が相互作用を及ぼしあって、相互に一定の距離(反統合の側面)をとりつつも「国家」を形成していく過程をより具体的に知りたい。
太陽の勇者ファイバード BRAVE-BOX 2 [DVD]
子どもの頃毎週のようにみていました。とにかくロボットたちの熱い戦いとちょっとおマヌケな日常のギャップがすごいです。ときにはロボットの表面(?)がはがれるほどの戦いには、ぎゅっと拳をにぎってしまうほど。それに対し、博士と子供たち、銭形似の刑事さんやアナウンサー、ドライアスのみなさんがおかしなことやってくれます。とくに火鳥さん、DVDで再拝見したのですがボケまくりです。主人公なのに周りのひと巻き込みすぎ。ま、宇宙人だからしかたないけど。でも、キレると怖い人になります。今では、かなりこーゆー人がいますが当時は、めずらしいタイプのひとでした。それにしても火鳥さんのカッコ、メガネに白衣って…すてきです。これも、当時は稀少でした。最終回はハラハラの見物です。だって火鳥さん…ああ…。
太平記の時代 (日本の歴史)
I enjoyed the book of Mr Nitta Ichiro a lot. You understand the uniqueness of this epoch after reading. Here you can find some fresh thoughts. The author criticises the theory of Mr Imatani Akira about intention of Ashikaga Yoshimitsu to make his son tenno. Instead he maintains that theoretically Yoshimitsu could assert his status of 北山殿 and at the same time keep 天皇 and 院 system within traditional 公家 framework. But one cannot agree with author attempt to diminish the undeniable fact concerning the crucial role of shikken in the determining of emperor in the second half of 13 cent. Author's concept about mediatory role of Hojo in this process is not persuasive. Nevertheless the book is really fascinating!
残像 アフター・イマージュ - 新田一郎・二番 (生産限定紙ジャケット仕様)
新田最高!
Daybreak~夜明け~最高!
LPは持っているけどプレーヤーがなかったので、CDの販売を楽しみにしていました。
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