このページ数にまとめようということもすごいが、それを出版するというのもすごい。　中は、とても広い範囲をスッキリと整理していて、ウマい！と思う。　昔覚えたゴチャゴチャの知識をスッキリ筋を通して見通しをよくしてくれる本。

コーヒーでも飲みながら円周率でも覚えて加齢による記憶力の低下に逆らおうと思って買いました。
一日で20桁覚えられたので、毎日やればこのマグの分は全部覚えられるなと思っていたが、数字部分が若干出っ張っているので洗っている内に取れてきそうな気がしたので、物を飲むためには使っておらず、観賞用に使っております。

当方理系大卒ですが、理系の彼氏・彼女へのプレゼントにもいいかと思います。
別れた時にπを見ると「ああ、アイツを思い出すぜ・・・」ってことになるかもしれないので記憶としては永遠に相手に残るでしょう(笑)

１ページあたり　1行100桁　が　100行　つまり一万桁　そして100ページ綴れば百万桁となるわけです。
この本を読んでいて自分が今何桁目あたりを漂っているのかすぐに分かります。
こうした見易さが評価の大部分を占めていると思います。

πという事実を百万桁まで記憶しておくことは大変です。
でもこの本が手元にあるだけで、安心感を得ることができます。

「あ、πのｎ桁目あたりの値は何だっけ？」
というシーンは日常ではあまり見られませんが、万が一そのような展開が訪れたらすぐに対応できます。

その他は値段が円にして100πであること。
初版からの改定もじわじわ完全なπへと近づいていくこと。
こうした製作者のひそかな心遣いが熱いです。

p.s.乱数の生成には一役買いますよ。

円周率1000000桁表やe―自然対数の底100万桁表は乱数っぽいので、
私なんかは目を閉じて任意の場所を指差して「11」や「22」とゾロ目が出たら
その日はラッキーな日！と決めています。

一方、素数はそういう訳にもいかないので数の中を探検して楽しんでいます。
例えば、
73→素数
773→素数
7773→非素数
77773→素数
777773→非素数
・・・
みたいに自分でルールを作って、どうなっているのかを調べてみたり。
楽しいので皆さんも是非やってみてください。数の中に入り浸れて現実逃避が出来ますよ！

次はフィボナッチ数○○個とか作って欲しいです！
応援してます！！