良いところ
容量が大きい。スープなど熱いもので1400ml、ジュースなど冷たいもので1750mlまで作れます。
この量についてはガラス部分に目盛りが立体的なレリーフ状についていますが、MLと共にOZS表記もありますし、SOUPと湯気のあがったカップのイラストとCOLDとジュースの入ったグラスのイラストが表記されているので、一目でわかり易いです。
容量の割には大きさ的に仕舞いやすい。
今まで使っていたジューサーは、ボトルと本体を外して立てた状態で並べて
収納していましたが、その
収納場所に同じように立てたままの状態では高さの点で入りませんでした(あと1センチくらいなんですが)。けれども、ボトルの形状が寝かせても安定したので、本体とボトル部分を外した上でボトルは寝かせて
収納しています。
部品が洗いやすい。特にカッターのついている部分は呆気ないくらいに簡単に取り外せます。
調理後自動で保温するのも便利だと思います。
ガラス製なのも気持ち良いです。
ガラスボトルの中で野菜がボコボコと煮えたぎっている様子が見えるのは不思議でなんだか楽しくなります。
鍋もいらずこれ一つでスープが作れるのは何よりの魅力です。レシピを見れば具だくさん(固形)のスープも作れるようです。
ジュースやスムージーなど冷たい飲み物も作れます。
離乳食や介護食作りに活躍しそうです。
残念なところ
中国製であるところ(これで口に入れるものを作るのは正直少し不安がないこともないです)
取扱い説明書に肝心なことが書いてないこと
結構嵩たかくて重いこと
熱くなるので注意が必要なこと
少し説明します。
届いて早速かぼちゃのスープを作ってみましたが、取扱い説明書がかなり不親切な気がしました。
中国製の割には説明の日本語はそれほど不自然ではないので、書いてあることは理解出来るし、ヤケドなど訴訟問題になりそうなことにはしつこいくらいに細かく注意書きがされているのですが、『肝心なこと』が書いてない気がします。
使い方の記載ページや同梱されていたレシピも見てみましたが、一番肝心な『作り方』がよくわかりませんでした。
例えばレシピには当然のように「炒める」と書かれています。普通このような家電で炒め物なんかしませんから、大概の人はその「炒め方」がわからないと思います。けれどもその肝心の炒め方がわかりません。全く記載が見当たりませんでした。レシピも「材料を炒めて」と書かれているだけなので、別鍋で炒めるの?と思うくらいでした。
恐らくこのブレンダーに油やバターなどを入れて材料もいれてブレンドするのだとは思いますが、もう少し参考になる具体的な記述が欲しいと思いました。
スイッチの使い方などの表記はあるのですが、調理の仕方の表記が見当たらないので、これらのスイッチを試行錯誤しながら自分で使い方を学習しないといけない気がします。
又、本体とボトルのドッキングもそうですがフタを締めるのにも結構な力が必要です。
パッキンに油を塗るとドッキングしやすいと書かれていますし、フタも外れなければキッチリ締まらなくても問題ないように思いましたので、使い慣れれば大丈夫かもしれません。
私は、レシピに載ってないカボチャのスープを適当に作りましたが、生のカボチャをカッターで砕くのは負荷が強すぎるだろうと思い、カボチャを小さ目に切ってからコンソメの素と水を一緒に入れ12分ほど茹でてからミキサーにしました。皮ごと茹でましたが、目で見てわかるほど粒の荒さが残りました。もうしばらくミキサーを使えばもう少し滑らかになるかもしれません。
一応完成、とボトルを取り外そうとしたら、結構な熱さでした。説明書にも熱くなるのでミトンなどを使うよう書かれていましたが、納得です。小柄な私に中身の入ったボトルはそこそこ重量もあるし、キッチンカウンターの上に乗せた本体から外す時は、高さもあるため両手でしっかり押さえるだけでなくお腹も使おうかと思いましたが、結構熱いのでやめておきました。
離乳食作りなんかにとても便利じゃないかと思いますし、赤ちゃんの生まれた知人におススメしようと思ってましたが、これは結構重くて嵩たかい上に熱くなるので、小さなお子さんが触らないよう注意する必要があると思います。
これは、上記したように、離乳食や介護食作りにもとても活躍するきっとすごく便利な優れものの家電じゃないかと思うのですけど、重くて嵩だかくて熱くて固くて説明書がわかりにくい、ということが難点だと思います。
ご年配の方にはそういう点で使いづらさがあるかと思います。
もう少し説明書がわかりやすいと、きっとどこの家庭にもあると便利!っていうくらいお馴染みの家電になりそうに思うのですけど。惜しい!です。
私はせっかく購入したので、これから色々使ってみたいと思いますし、使い方のコツなんかがわかれば、又追記しますね。
リクエスト頂いたので、追記します。お待たせしました。
炒め方は、やはりこのブレンダーに油やバターを入れて攪拌するようです。私は、レシピブックに載っている『ミートソース』を作ってみました。
タマネギは、攪拌するからスライスくらいで良いかな?と思ったのですが、レシピにはみじん切りにして加えるとありました。でも大雑把に切っても攪拌するので、直に細かくなります。私はタマネギを少しやり過ぎたようで、あまりみじん切りっぽくは残りませんでした(^_^.)
炒めるからには、STIR(攪拌)しないといけない訳ですが、あまり撹拌すると細かくなりすぎるので、特にミンチを入れてからはあまりしないように、と書かれています。かきまぜには同梱のヘラを使うよう書かれていますが、私は長めのお菜箸で混ぜる方がやりやすいと思いました。
『炒める』さえクリアしたら後はお手軽でした。
前回、開閉しにくいとレビューしたフタですが、今回は閉めないでやってみました。念のためSTIRする時だけフタを上に載せて左手で押えましたが、攪拌中も全体が大きく揺れたりしないせいか、フタは全然動きませんでした。攪拌自体は30秒程度まで、と書かれているので、その程度ならイチイチふたを閉めずに載せるだけ、というのも
アリだと思いますし、力の弱い方にも使いやすいポイントではないかと思います。
ただ、加熱調理中は煮えたぎり湯気が出ていますのでフタ周辺は相当熱いです。フタを触る時は鍋つかみを使って湯気の出方にも注意して下さい。
加熱調理については、まずタイマーをセットします。この調理時間は調理中に増減させることも出来ますので、30分程度の設定が基本のようです。ただ、タイマーを押してプラスマイナスで時間を設定するのですが、1分単位なのでピッピッピッピと結構大きな音を30回鳴らすのは、少し煩わしかったです。セットした時間になるとピーピーピーピーと6回同じように大きな音で知らせます。
今回は前回の反省を踏まえ、キッチンカウンターに載せずに床置きで調理しました。やってビックリ!すごく良かったです。材料の投入もやりやすいし、何より調理後にボトルを外す時、右手でボトルの取っ手を持ち左手で下の本体の四角い部分を持つと、簡単に外せました。あまり力もいりませんでした。
下の本体の上部が四角いのは、底部とデザインを合わせている程度の認識でしたが、もしかするとこうやって手で押さえるためなのかもしれません。
でも、台所まで入ってきそうなお子さんやペットのいらっしゃる方は、十分ご注意下さいね。
今回、レシピや取扱説明書をよく見てみましたが、正直説明書内容は、書いてあることから理解するのは少し難しい気がしました。例えば攪拌するのでも、STIRボタンやブレンダー調節ダイヤル、PULSE操作とやり方が何通りも書かれています。攪拌操作は加熱中は使用できません、という説明もあります。
でも、ミキサーのようにずっと攪拌するにはブレンダーを使う方が便利かもしれませんが、ちょっと攪拌する程度ならSTIRボタン一つで事足りるように思います。
操作の終了ボタンのようなモノも実は見当たりませんでしたが、タイマーの時間をマイナスして終了させました。そうするとこのブレンダーは自動的に保温になるので、
電源ボタンを押して
電源自体を切りました。
私の説明も長々となりましたし、この取説も結構長々と書いてある割にはよくわからない気もするのですが、結構やってみるとこんなに書いてある通りにキッチリやらなくても大丈夫な気がします。要は『慣れ』ということでしょうか。
ちなみにレシピは、ミシュラン☆付きレストラン 東京・広尾のア・ニュ・ルトゥルヴェ・ヴー(フレンチレストラン)の下野シェフ監修だそうで、下記のメニューが掲載されています。
・野菜たっぷりミネストローネ・ヴィシソワーズ・粒々素朴なコーンスープ・ダイエットの時に満腹感 きのこのスープ・シミ抑制!ガスパチョ・ごぼうと豆乳の身体にやさしいスープ・便秘解消!サツマイモのスープ・Wカロチンでがん予防 にんじんとかぼちゃのスープ・美肌効果 カリフラワーのスープ・免疫力アップ オクラとモロヘイヤのスープ・冬瓜のエビあんかけ・ボケ防止に ブロッコリーのカニあんかけ・ダイエット中に 韓国風スープ・暑い夏に 冷や汁・サケと里芋の豆乳仕立て・疲れた体にじんわり 白がゆ・身体ポカポカ 生姜たっぷり鶏粥・みんな大好きミートソース・野菜たっぷり?カレー・健康になりそうなスムージー・ベリーベリーグッドスムージー・郷愁の焼きリンゴ風デザート・お口すっきり 桃のスープ・お酒と一緒に ひよこ豆のデイップ・お酒と一緒に アボカドとクリームチーズのデイップ・ビスク・牛ノ濱君のヴィネグレット・緑のガスパチョ・ナスのピュレソース・トマトのソルベ
以上30メニュー、内ビスク以降最後の5品は、ア・ニュのメニューと同じみたいです。A4程度のカラー冊子で、左ページ一杯に料理、右ページに材料と作り方、ポイントが書かれています。グレーっぽい文字で若干見にくい気がしますが、そこそこ大きな文字で書かれています。スープやスムージーのほか和風ありソースあり、デザートまで!という感じです。
中でも白がゆは、出番が多いのではないかと思います。今は炊飯器でも米からおかゆが炊けるようになってきましたが、コレ一台で作れて米粒が好きな程度まですりつぶせるということは、離乳食や介護食、病後食なんかに本当に活躍すると思います。
実をいうと、取説を見ながらの調理が少し面倒で、しばらく忙しくて使ってなかったのですが、やっぱり使ってみるとコレ結構便利だと思うようになりました。
評価★ひとつの方も、年配者には使えない!とお嘆きでしたが、実際誰かに使い方を説明されたら意外と簡単に使えるかもしれない、と思うくらいです。
例えて言うと「車の運転」のようなものかもしれません。自動車の取説や技法の本などを読むより、実際車に乗って誰かに教えてもらいながら運転してみる方が理解出来ますよね。コレも同じような感じを受けました。
という訳で、★ひとつプラスしときます。リクエスト下さった方、ありがとうございました。