レビュー者は本書を読む前、バウハウスを建築学校と認識していました。これは建築の本でそのように書いてあり、また、バウハウスの最後の学長がインターナショナル・スタイルを確立したミース・ファン・デア・ローエだったこともあると思います。
　そして、バウハウスの歴史（表紙に1919〜1933と書かれていますが、バウハウスが生まれるまでの19世紀からの時代背景についても解説）や先生、作品、社会情勢などについて詳しく解説した本書を読んで、認識が誤っていたことを理解できました。
　本書はながくバウハウス資料館の研究員の職にあった著者だから可能となった唯一無二の本だと思います。日本語への翻訳はMariko Nakanoと書かれていますが、論理が通っていてわかりやすい翻訳だと思います。
　書形は小さくなりますが、2002年に「バウハウス (コンパクトミディ・シリーズ)」が発行されています。

これまで、どこか愛情の感じられない、中途半端なリイシューの多かったBAUHAUS。
その全盛期のオリジナル音源がBOX化されるというので、迷うまでもなく予約・購入しました。
アルバム各々の収録曲は、曲順も含めてオリジナル通りで、ボーナストラックは5枚目にまとめてという構成は文句なしです。
注目すべきは“THE SKY'S GONE OUT”の10.EXQUISITE CORPSEのエンディングの部分。
アナログ盤では、暫し無音状態が続いたのち、モノローグみたいな「語り」が入っていたのですが、この部分がCDにちゃんと収録されたのは、今回が初めてなのではないかと思います。
欲を言えば、ライヴ盤“Press The Eject And Give Me The Tape”も含めて欲しかったところなのですが、それはまたライヴ盤だけのBOXを期待、というところでしょうか？
※ちなみに予約時は、今の半額くらいで買えました。

このＤＶＤはＮＴＳＣ，リージョンフリーですので、家庭用のＤＶＤプレイヤーで問題なく視聴できます。ボーナス映像、隠しコマンドなどはないので、ビデオと同じ内容です。ビデオをお持ちの方は、改めて購入する必要はないでしょう。

ディスク１はリマスター盤、ディスク２はシングル曲とレア・トラック、そしてディスク３はライヴ録音という構成。ディスク３は観客の歓声は小さく、バンドの演奏ははっきりと録音されています。かなりきれいな録音状態で残っていたものがとてもよくリマスターされています。

ゴシック・ロックとしてのインパクトは、破たんや狂気を感じさせる前作In Flat Field (Omnibus Edition)のほうがあったのでしょう。でも、この作品では、作曲や演奏での荒削りな部分が磨かれ、ニューウェイヴ・サウンドとしていっそう洗練されました。

歌詞はブックレットに印刷されています。

シロクマ好きの知人の影響で購入。絵柄はとても可愛らしいのですが、大柄の方が使うにはかなり小さいかもしれません。中身を一気に飲んだら２，３口で飲み干せてしまいそうなくらいです。
幸い（？）当方の手のひらには丁度収まるサイズでしたので、★５つにさせて頂きました。購入の際にはサイズをよく確認されることをおすすめします。