このCDは星方武侠アウトロースターのビデオ全巻の最後の広告に全部出てるほどすごいです

宇宙の辺境の惑星でなんでも屋を営む青年が、ある仕事の依頼から
宇宙海賊と関わりを持つようになり、手に入れた宇宙最新鋭の
格闘高速宇宙船「アウトロースター号」疾駆させて宇宙を駆け巡り、
様々な事件と遭遇してやがて大きな謎（銀河の龍脈）へと挑戦して
ゆく爽快な宇宙冒険活劇である。
ＴＶでの放送当時（1998年）は、同じサンライズ作品である
カウボーイビバップと時期が重なったためか「裏」扱いされたり、
深夜の放送時間が定まらず（アウトローだから？）に見られなかったり
で人気もいま一つだったが、作品の舞台であるトワード・スターズ世界
は、宇宙を「エーテル」という物質が満たし、「タオマスター」と
呼ばれる海賊が跋扈する独特の世界観をもっている。
主人公のジーン、相棒の少年ジム、操船も受け持つ美少女メルフィナ、
（ＣＶの川澄綾子さんは本作がデビュー、ファンの方はチェックを！）
美貌の剣客鈴鹿、獣人エイシャなど中心に、心躍る冒険が繰り拡げられる。
宇宙冒険活劇の面白さでは他に類を見ない快作としておすすめする。

このCDにはラジオドラマ（？）がはいっているのでファンの方にはおすすめです

ウリの一つである画質はさすがの一言。
当時のTVアニメとしても比較的、濃い画面なのでHD画質でも全く見劣りしないのは見事です。
アウトロースター号の赤がとても綺麗で、LD滲んでたなぁと懐かしい気持ちも。
画面のガタつきも気になるレベルの物はないかなと。
新番組予告と番宣CMがちゃっかりHD画質なのも嬉しいところ。
ただ、マスターの欠損部分はいかんともしがたかったようで
ぼーっとしてても、ハッキリ分かるほど画質が落ちてしまうのは仕方がないとはいえ残念です。

ブックレットもメインスタッフからキャストインタビューに
キャラ設定を少々とそつのない出来
ちょっと薄いかなと思いますが、初BDでこの値段ですし贅沢も言えないかな。
難点としては本編ディスクの収録内容がブックレットではなく
ジャケット裏面に記載されているところでしょうか。
ディスクを入れた状態だと見づらいので、こういうのはブックレットに入れて欲しところ。

そして、本BOX最大のウリであろうコメンタリー
16年前ともなると積もる話もあるようで
作品全体や当時の制作環境などの思い出話になりがちですし
よくある「見入っちゃったねー」的な沈黙もちょっとありますが
スタッフコメンタリーは思い出話をしながら、本編もしっかりコメントしてくれるので
これを聴くために買うの十分アリです。
欲を言えば、8話はキャストでなくスタッフコメンタリーが良かったなというのと
各メンツで、もう1話ずつくらいコメンタリーが欲しかったですね。
最初は固かった本郷監督がノッて来てたのか上手く話を引き出してくれるようになった
20話、26話は特にお勧めです。

マスター欠損による画質面でのマイナスはありますが
2クール物の初BD-BOXで比較的抑えめな価格と
充実のコメンタリーだけでも買う価値があるのではないでしょうか。
すでにリマスターDVD-BOXを持っている方にも
是非コメンタリーは聴いていただきたい内容かと思います。
BOXのロゴとアウトロースター号のツヤとそれ以外のマットなコントラストも悪くないですし。

今から１２年前の作品ですが、放映当時、毎週毎週欠かさず観ていました。

流石に昨今のアニメに比べたら、作画に時代を感じさせるものの、腕を装備した宇宙船同士が殴り合いの格闘戦を繰り広げるという発想は、今観ても斬新で秀逸。
気持ちいいくらいにサクサクと進むストーリー展開も◎。
ガンアクションあり、お笑いあり、お色気あり、謎解きありで、観る者を最後まで飽きさせません。
毎回毎回、続きが非常に気になる深夜アニメでしたね。

この作品の土台を支えているＯＰ、ＥＤ曲も素晴らしいです。

この作品の熱さを物語っているようなアグレッシヴでキャッチーなＯＰ
　Ｖｏの歌い方がB’ｚっぽく聴こえるは、ご愛嬌。

ＯＰとは対照的に、幻想的で物悲しい雰囲気を漂わせている２曲のＥＤ
　どことなく「ロードス島戦記」のＯＰに雰囲気が似てるかなあ〜と思っていたら、なんと作曲者が同じでした。

もし、この作品が気になっているのであれば、購入されることをお勧めします。

なお、今回発売されるＢＯＸに関してバンダイビジュアルに問い合わせたところ、０６年に発売されたリマスターＢＯＸではなく、９９年に発売された上下巻ＢＯＸの廉価版仕様とのことです。