夢売るふたり [DVD]
二人の結末がなぜあんな風になってしまったのかを考えると、自分たちだけ幸せになる方法をとったからだと思う。
ただ店を再開するためだけだったなら、例えば結婚詐欺なんかじゃなくても、他人の不幸なんてなりふり構わず、そして賢くやっていけば、警察の厄介にも、刃傷沙汰にもなることなく、することもできたかもしれない。
しかし、それでは普通の神経がある人ならば後ろめたくて、きっと、いや絶対にうまくいかないだろう。
二人が考えなければいけなかったことは何かといえば、自分たちだけではなくて関わる人全員が幸せになる方法をとることだったと思う。
これは、二人のケースだけではなく、すべての人に当てはまることだと思う。
誰もが考えなければいけないテーマを扱った作品なので、多くの人に観てほしい。
ただ店を再開するためだけだったなら、例えば結婚詐欺なんかじゃなくても、他人の不幸なんてなりふり構わず、そして賢くやっていけば、警察の厄介にも、刃傷沙汰にもなることなく、することもできたかもしれない。
しかし、それでは普通の神経がある人ならば後ろめたくて、きっと、いや絶対にうまくいかないだろう。
二人が考えなければいけなかったことは何かといえば、自分たちだけではなくて関わる人全員が幸せになる方法をとることだったと思う。
これは、二人のケースだけではなく、すべての人に当てはまることだと思う。
誰もが考えなければいけないテーマを扱った作品なので、多くの人に観てほしい。
夢売るふたり [特装版] [Blu-ray]
西川美和監督といえば、人間関係の中の虚の中の実、実の中の虚がテーマという印象ですが、今回はそれを男女関係の中で描いたという事で、個人的には最近の過去2作よりも感情移入して息も吐かせず鑑賞しました。妻、里子の心理がこの上なく克明で、愛を超えた関心で描写されているのがすごくスリリングでした。
夫の最初の浮気への当てつけで思いついたであろう結婚詐欺。夫への復讐のようなニュアンスもあったと思いますが、数ある騙した女の中でも夫が本気になりそうな時は察知してしまい、妻の中で嫉妬が生まれる。夫に尽くし夫を操ったつもりでも、結局自分のした事に殴られてしまう。男に対する憎しみは愛あってこそだから。
阿部サダヲのコメディの演技が趣味に合わず、あまり好きな俳優ではありませんでしたが、すごく上手くてしかもハマり役で、すっかり見直しました。女を騙せば騙すほどいい男に見えてくる、説得力のある演技でした。
茫洋としたラストシーンは、ふたりがこの後会ったのか会わなかったのかどちらにも考えられるようで、この物語の最後にふさわしい感じがしました。
夫の最初の浮気への当てつけで思いついたであろう結婚詐欺。夫への復讐のようなニュアンスもあったと思いますが、数ある騙した女の中でも夫が本気になりそうな時は察知してしまい、妻の中で嫉妬が生まれる。夫に尽くし夫を操ったつもりでも、結局自分のした事に殴られてしまう。男に対する憎しみは愛あってこそだから。
阿部サダヲのコメディの演技が趣味に合わず、あまり好きな俳優ではありませんでしたが、すごく上手くてしかもハマり役で、すっかり見直しました。女を騙せば騙すほどいい男に見えてくる、説得力のある演技でした。
茫洋としたラストシーンは、ふたりがこの後会ったのか会わなかったのかどちらにも考えられるようで、この物語の最後にふさわしい感じがしました。
ふたり鷹 1 (コミックフラッパー)
ずっと前に読んだことが有るのですが、Kindle版が出たので購入しました。
マガジンのバリ伝と共に昭和の若者文化を象徴する作品でしたね。
「バイクの走り屋が主人公」なんて漫画は今後は出てこないのだろうなあと思います。
マガジンのバリ伝と共に昭和の若者文化を象徴する作品でしたね。
「バイクの走り屋が主人公」なんて漫画は今後は出てこないのだろうなあと思います。