特にサッカーファンというわけではなかったのですが
GWにイタリアに行く予定があったので購入しました。
ガイドブックというよりは、イタリアでサッカー見ないと損しそう…
そんな気にさせる内容の本でした。
実際に行ったレストランも外しませんでしたし、
何よりも現地の雰囲気が伝わってくる
わかりやすい文と写真だったので
サッカー好きでなくても大変楽しめる本だったと思います。

支配人・面川清次の絶頂期〜凋落の回想からはじまります。
そして東京でのスタッフ捜し…希望に胸を膨らませ、八ヶ岳に向かった彼らを待っていたものは…！？
まだ未熟で、荒削りな若者たちが支配人面川清次とともに成長してゆく姿に共感を覚えます。
八ヶ岳の自然と、美しい音楽がこれからはじまる物語をインスパイアしてくれます。

リメイクの元作はかなりコミカルな部分が多かったのですが、こちらは爽やかな人間ドラマですね。
この元作は、ＤＶＤ化されておらず、たまにＴＢＳチャンネルで放映するくらいで、見たい時に見れるものではないのが悔しいです。
５月の連休と７、８月に限り、この作品の舞台となった八ヶ岳高原ヒュッテは食堂・喫茶・売店として営業しており、展示室のモニターで元作、新作を見ることができます。この作品のファンなら是非とも訪れてほしい処です。

ホテルが売却されることを知り、動揺する従業員たち…そして大手ホテルチェーンのマネージャーが客として偵察に現れる。
（最終話は視聴率低下の為、２話分が１話にまとめられという経緯がある。惜しい、割愛されたのはどんな場面だったのか…）
そしてホテルは売却され、従業員は誰一人として残れなかった。面川と料理長・小池はホテルに残るように説得されたが
それを断り…
最後にうれしい大どんでん返しが待っていた！

以前、テレビで視たときよりも遥かにじーんときました。
さすがは佐藤浩市さん！支配人面川清次の「人間力」を巧みに演じてましたね。
自分もこのホテルの従業員になったような気分で引き込まれてゆきました。
人生に躓いて、腐っている人がいたら是非この作品を視て欲しいと感じます。特に若者に！