クイーンファンでもある私ですが、収録されているロジャーテイラーのソロ曲は、過去本国で自主制作された7インチシングルでしか聞けない曲でしょう。?(しかも映像付きで)
マークファンだけでなくこのDVDは本当にお勧めです。あと貴重なジャムの映像もかっこいい。

聴きやすい黒人ジャズシンガーMark Murphyの「Midnight Mood」。
ジャケもシンプル。
１曲目は９０年代クラブでも人気となった「Jump For Joy」。
タイトル通りの軽快なHappy Jazz。
彼の声色に備わる不思議な安心感。
前半は明るく後半はムーディティ。
最近ではJazz DJ絶賛の北欧Jazz集団Five Corners Quintetの楽曲にVoとして３曲も参加するなどまだまだ現役のMurphyさん。
Five Corners Quintetのこの秋リリースされた「Chasin’ The Jazz Gone By」に収録の「This Could Be The Start Of Something」は絶曲。
ヴィブラフォンとボッサのリズムに彼の素晴らしいヴォイスが載った、極上のボッサジャズです。

没後およそ30年になろうとしているのに、ますます輝き続けるカリスマ、マーク・ボラン。伝記の類も内外で沢山出ています。しかし、この本は今まで出たマーク・ボランの本とは180度違います。どの本にも書いてあるありきたりなマークの歴史や、難しい評論や、膨大な作品を全部解説したようなディスコグラフィーはありません。その代わり・・・マークの未発表の草稿や、低迷期でニュースが伝わらなかった頃のおっかけファンによるツアーレポートとか、ファンが知りたかったこと満載です！！フランスツアーに付いて行ってお金が尽きた女の子のグループに、ホテルを取って代金を払ってあげたなど、ちょっとしたエピソードがファンを嬉しくさせてくれます。自尊心が高く、100％スターに生まれてきたエゴセントリックな・・そんな貴方のイメージを覆す、人間的でちょっとお茶目な、今まで見たことの無いマーク・ボランがここにいます。