蒼い時 文庫編集部 (集英社文庫 126-A)
自分自身が結婚し、今は仕事を続けているものの、子どもができたら果たしてどうしていくべきなんだろう。
専業主婦になることを選択した場合、職業を持たずずっと家にいるということは、恐ろしく不安定で孤独なことなんじゃないだろうか。
そう思っていた時にふと、
「そういえば母が好きな山口百恵は、人気絶頂のタイミングに結婚して家庭に入る決断をしたんだっけ」
と思い出し、その決断の理由を知りたくてAmazonにて購入。
生い立ちから初潮のこと、性についての考え方、名誉毀損での雑誌社との裁判、そして結婚、引退、その他様々な随想などが
たっぷり200ページ以上書かれています。
文章がどことなく寂しげで、でもきちんとした文体で、惹き込まれるものがありました。
私が一番知りたかった引退の理由についてもきちんと書かれていました。
「押し付けがましいひとりよがりだろうか」としながらも、「私は彼のためになりたかった。外へ出て行く夫にむかって、
『いってらっしゃい』『おかえりなさい』と言ってあげたかった」とありました。
その言葉を読み、「ああ、この人は本当に、ただ温かい家庭が欲しい一人の女性だったのだな」と深く考えさせられました。
賛否両論はあるでしょうが、私は素直に感動しました。
そして、百恵さんの言葉に対し旦那様が言った言葉が、「ひとりの女性のそこまでの気持ちを受け入れるのが、男だと思う」
だったとのことで、素敵なお二人だなとしみじみ思いました。
「家庭の中にだって、自立の道はある」というような言葉があり、今まで職業を持つことが自立だと
思っていた私も、こういう考え方もあるのだなという視野をもつことができました。
職業に就いているか就いていないかでは、自立しているか依存しているかは決まらないのだなということを学びました。
特別扱いされることが嫌いで、化粧が苦手で、大金を使うのが嫌いと語る百恵さん。
きっとこの人は、スターとしての人生には幸せを見出せないタイプの女性だったのだなと思います。
噂では、かつての美貌は衰え、普通の中年の女性として暮らしておられると聞きましたが、そんな飾らない生き方にこそ、
品格を感じます。
一人の美しい女性のつつましやかな生き方・考え方にふれ、女性として多くを学ばせてもらえる本でした。
専業主婦になることを選択した場合、職業を持たずずっと家にいるということは、恐ろしく不安定で孤独なことなんじゃないだろうか。
そう思っていた時にふと、
「そういえば母が好きな山口百恵は、人気絶頂のタイミングに結婚して家庭に入る決断をしたんだっけ」
と思い出し、その決断の理由を知りたくてAmazonにて購入。
生い立ちから初潮のこと、性についての考え方、名誉毀損での雑誌社との裁判、そして結婚、引退、その他様々な随想などが
たっぷり200ページ以上書かれています。
文章がどことなく寂しげで、でもきちんとした文体で、惹き込まれるものがありました。
私が一番知りたかった引退の理由についてもきちんと書かれていました。
「押し付けがましいひとりよがりだろうか」としながらも、「私は彼のためになりたかった。外へ出て行く夫にむかって、
『いってらっしゃい』『おかえりなさい』と言ってあげたかった」とありました。
その言葉を読み、「ああ、この人は本当に、ただ温かい家庭が欲しい一人の女性だったのだな」と深く考えさせられました。
賛否両論はあるでしょうが、私は素直に感動しました。
そして、百恵さんの言葉に対し旦那様が言った言葉が、「ひとりの女性のそこまでの気持ちを受け入れるのが、男だと思う」
だったとのことで、素敵なお二人だなとしみじみ思いました。
「家庭の中にだって、自立の道はある」というような言葉があり、今まで職業を持つことが自立だと
思っていた私も、こういう考え方もあるのだなという視野をもつことができました。
職業に就いているか就いていないかでは、自立しているか依存しているかは決まらないのだなということを学びました。
特別扱いされることが嫌いで、化粧が苦手で、大金を使うのが嫌いと語る百恵さん。
きっとこの人は、スターとしての人生には幸せを見出せないタイプの女性だったのだなと思います。
噂では、かつての美貌は衰え、普通の中年の女性として暮らしておられると聞きましたが、そんな飾らない生き方にこそ、
品格を感じます。
一人の美しい女性のつつましやかな生き方・考え方にふれ、女性として多くを学ばせてもらえる本でした。
脱着式 クイック リリース ステアリングボス ハンドル ボス 盗難防止 汎用 (レッド)
説明書がついてこなかったのですが、無くても問題ないだろうと作業を始めたものの変に隙間が開いてる部分があったりしてどうつけるのかが解からず・・・
どうもハンドル固定部分の板が圧入されきってないようで、締めこむことで隙間が無くなってちゃんと固定されました。
ただホントにコレで合ってたのか心配になります。
装着されてしまえば結構しっかりしていて不安なく使えます。
似た様な物でもっと高い商品を使ったことがありますが、説明書が無い以外は特に差を感じなかったので、取り付けに自信があればコレで十分かもしれません。
どうもハンドル固定部分の板が圧入されきってないようで、締めこむことで隙間が無くなってちゃんと固定されました。
ただホントにコレで合ってたのか心配になります。
装着されてしまえば結構しっかりしていて不安なく使えます。
似た様な物でもっと高い商品を使ったことがありますが、説明書が無い以外は特に差を感じなかったので、取り付けに自信があればコレで十分かもしれません。
山口百恵 赤と青とイミテイション・ゴールドと (朝日文庫)
私は百恵さんをリアルで見ていた世代だ。レコードも持っていたし、テレビドラマの「赤いシリーズ」もいくつも見た。好きだった。あの当時、キャンディーズの引退、そして百恵さんの引退が続いたのを今も記憶している。その百恵さんのデビュー前から引退までをつづりながら、同時にその時代、芸能界がどんな風に動いていたか、どんな芸能人が現れては消えて行ったかもこの本にはつづられている。プロダクションとテレビ局の関係、テレビドラマ、映画、音楽の世界のいろいろな仕組みなども。
あの当時の雑誌のインタビュー記事などは、ずいぶんと言葉遣いや内容に改変があったのは知っているが、それにしても百恵さんの当時の年齢を考えると、すごく大人な人だったんだな、と驚かされる。引退前に出版された「蒼い時」、のちに文庫になってから読んだが、とても21歳の女性が書き上げたとは思えない、そんな内容になっていた。百恵さんだけがそうだったのか、当時はそういう時代だったのか、それはもう思い出せないけれど。
百恵さんが引退する時期、もう松田聖子さんがデビューしていたことはすっかり忘れていた。時代が移り変わっていく、そんな時期だったのかもしれない。
あの当時の雑誌のインタビュー記事などは、ずいぶんと言葉遣いや内容に改変があったのは知っているが、それにしても百恵さんの当時の年齢を考えると、すごく大人な人だったんだな、と驚かされる。引退前に出版された「蒼い時」、のちに文庫になってから読んだが、とても21歳の女性が書き上げたとは思えない、そんな内容になっていた。百恵さんだけがそうだったのか、当時はそういう時代だったのか、それはもう思い出せないけれど。
百恵さんが引退する時期、もう松田聖子さんがデビューしていたことはすっかり忘れていた。時代が移り変わっていく、そんな時期だったのかもしれない。