【ベルギービール】デュベル330ml
悪魔の名を持つベルギービール、8.5%と度数も高いが、その分素材をしっかりと使って強力なコクと甘みがある。
色はやや淡い黄金色で、若干のにごりあり。炭酸過多でボトリングされているので泡を溢れさせないように注意。ただし、泡はしっかり立てないと炭酸過多のまま飲むことになるので注意。できれば専用グラスを使うか、大き目のチューリップかブランデーグラスを使うと良い。
香りは濃厚で穀類の香りにホップとフルーツの香りが加わる。味は濃厚で非常に甘口、強いコクと濃厚な味わいがあり、しっかりと苦味も切れもあるがなによりパワフルな飲みごたえが素晴らしい。味の濃いソーセージ、香りの強いチーズ類とよく合う。
ビンの底に酵母が沈んでいるので、なるべく舞い上げないように丁寧に扱おう。よく冷やしたほうが良いと思う。
アンカー・リバティエール355ml
アメリカはサンフランシスコの地ビール。さがしてでも飲むべきと絶賛される至高の逸品らしい。
ボトルキャップを飛ばした瞬間、周囲に広がる爽やかなホップの香り高さに驚かされる。国内のピルスナー以外殆ど知らない私は、それだけでビールに対する既存の価値観を破壊されてしまった。
味は非常に爽やか。フルーティという訳でもないが、マスカットの様な風味という評価は、どこかうなづける。爽やかで繊細なあの香りが少しだけ雰囲気を共有しているのだ。ジャワっと後に効く苦味はいやらしくなく、とかく爽快感が強いビール。
味はアサヒかキリンかで言うと辛目でキレが有り多分アサヒ系。だが、それと比べるのが馬鹿らしいぐらい素晴らしいお酒。未体験の香り高さ、溌剌とした苦味と辛味が有りつつ、少なくない味とコクがあるのだから少しずるいのではないだろうか(笑)
これを開けた瞬間に広がる香りで、いざ呑まんとするこれを手に取った他の人たちの喜びの笑顔まで想像される、あけただけで嬉しくなる様なビールである。
アメリカの作る物という物はとかく雑把で味わいに深みが無く、あらゆるジャンルで価値観を共有できなかったが、悔しいけれどこれだけは認めざるを得ない。凄い。アメリカ広しである。
コクや味わい深さは欧州の物に劣るものの、それとはまた全く違う素晴らしい魅力に満ちあふれたビールだった。やはりアンチアサヒの自分の好みとは違うのだが、だからこそこれは自信をもって勧めできる。夏の暑い時に冷やして飲めば、最高の一杯となること請け合いです。
アサヒ党も、エビス信者も、ディープな愛好家も、あまねくビール好きに一度お試しいただきたい逸品。
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二十五年ぶりに聞いて懐かしかった。。。。シンディーは変わらない。私はかわった。