マンガキャラ・描き分けレッスン (廣済堂マンガ工房)
表紙が地味、絵柄がなんだか古そう、本文を覗いてみたら文章が多そう…と、発売当時書店で見かけた時にはあまり食指が動かなかった本書。
地元の図書館に入っているのを見かけ、改めて手に取ったところ…これは意外にも良書ではないか!?と見解を改めました。
良いという評判も、悪いという評判も聞かないので、もしかしたらこの本、あまり知られていないのではないでしょうか?
Amazonの「内容紹介」の文章もざっくりとしすぎ、買い手が「自分の知りたいことは載っているかな〜?」とチェックする目次の画像は字が潰れて読めないなど、出版元が素っ気ない感じもします。
「キャラクターデザインのバリエーションを増やす法」を扱った本が、そのイラストレーターのキャラクター見本帳のようになりがちなのに対し、この本は、顔の各パーツのかたち、髪型、服装、シルエット、ポーズなどの、与えやすい印象について掘り下げ、内面の性質という「見えないもの」を、キャラクタの外見という「見えるもの」にデザインする方法を考察、解説しています。
1章では性別、年齢、体型などの基本的な描きわけについて解説しつつ、髪型、服装、シルエットなどの「形」に着目しています。ここで曲線や丸、直線や四角、三角、鋭角と鈍角などが与える印象を知り、2章以降での「性質の具現化」に活かしていく……という流れです。
3章で、熱血、クール、さわやか、派手、じめじめ、闇など、全27タイプ×3バリエーション(計81キャラ!)の描きわけ例と著者のポイント解説は圧巻でした。本当に、老若男女を網羅し、似たキャラが一組としてありません。
その他面白かったのが、同じ顔のキャラの髪型を、かたやツインテール、かたやギザギザへアにしてみる実験。これがほんとうに同じ人物に見えず、シルエットの違いの大事さを再認識しました。
著者の方は、小説の挿絵やゲームのキャラデザインでご活躍の方なので、質的にも安心です。
キャラクターデザインについて書かれた本としては、結構専門的なところまで切り込んでいるので、初心者向けではないと思います。
あとちょっと、文字が多いかな…。読んでみるとなかなか興味深いことが書いてあるのですが。
冒頭のマンガにあるように、「いつも同じキャラになる」「どんなタイプも同じような見かけになる」という悩みにぶつかっている人には、良いヒントを与えてくれるのでは。
地元の図書館に入っているのを見かけ、改めて手に取ったところ…これは意外にも良書ではないか!?と見解を改めました。
良いという評判も、悪いという評判も聞かないので、もしかしたらこの本、あまり知られていないのではないでしょうか?
Amazonの「内容紹介」の文章もざっくりとしすぎ、買い手が「自分の知りたいことは載っているかな〜?」とチェックする目次の画像は字が潰れて読めないなど、出版元が素っ気ない感じもします。
「キャラクターデザインのバリエーションを増やす法」を扱った本が、そのイラストレーターのキャラクター見本帳のようになりがちなのに対し、この本は、顔の各パーツのかたち、髪型、服装、シルエット、ポーズなどの、与えやすい印象について掘り下げ、内面の性質という「見えないもの」を、キャラクタの外見という「見えるもの」にデザインする方法を考察、解説しています。
1章では性別、年齢、体型などの基本的な描きわけについて解説しつつ、髪型、服装、シルエットなどの「形」に着目しています。ここで曲線や丸、直線や四角、三角、鋭角と鈍角などが与える印象を知り、2章以降での「性質の具現化」に活かしていく……という流れです。
3章で、熱血、クール、さわやか、派手、じめじめ、闇など、全27タイプ×3バリエーション(計81キャラ!)の描きわけ例と著者のポイント解説は圧巻でした。本当に、老若男女を網羅し、似たキャラが一組としてありません。
その他面白かったのが、同じ顔のキャラの髪型を、かたやツインテール、かたやギザギザへアにしてみる実験。これがほんとうに同じ人物に見えず、シルエットの違いの大事さを再認識しました。
著者の方は、小説の挿絵やゲームのキャラデザインでご活躍の方なので、質的にも安心です。
キャラクターデザインについて書かれた本としては、結構専門的なところまで切り込んでいるので、初心者向けではないと思います。
あとちょっと、文字が多いかな…。読んでみるとなかなか興味深いことが書いてあるのですが。
冒頭のマンガにあるように、「いつも同じキャラになる」「どんなタイプも同じような見かけになる」という悩みにぶつかっている人には、良いヒントを与えてくれるのでは。
写真と図説でわかる 女の子の決めポーズ集 (廣済堂マンガ工房)
決めポーズというにはおとなしいものばかりで、
派手さは感じられず、凝ったポーズはほとんどない。
あくまで日常ポーズ集という内容。
作例にページを割いているのでバリエーションも多くない。
目新しいポーズ集を求める人にはあまり必要ないのでは。
派手さは感じられず、凝ったポーズはほとんどない。
あくまで日常ポーズ集という内容。
作例にページを割いているのでバリエーションも多くない。
目新しいポーズ集を求める人にはあまり必要ないのでは。