非常にわかりやすく、読みやすい。自分のような初心者に理解しやすい内容だ。
　冒頭では事業システムの設計や評価基準などの重要な内容が説明される。これは何らかの比較対象となる事例を知っていないと分かりにくいかもしれない。しかし仮想でも対象を想定すれば、既定路線の延長として進みがちな実務に対して、改善のためにどこに着目すべきなのかのヒントが得られると思う。
　各業界の事例もたびたび登場して、自動車業界と電機業界における組み立てメーカーと部品メーカーとの取引や利益配分が景況の変化でどう変わるかという話は特に興味深かった。
　コラムや演習、文献案内など、この手の本に備えて欲しい特徴も完備している。文献についてはコメント入りという親切さ。これから学ぼうとする人に適した本だと思う。。
　こういう言い方は失礼だが、軽装版でありながら侮れない内容、よく言えばお得な本と言えるのではないか。

欲しくて探していた商品だったのですが期待通りで
大変満足しています