いたずら程度で悪用しないようにと何度もレビューを書いた。ーーーーーー

~ピエールは写真家。ジルは画家。1976年、二人は出会って、恋におちた。やがて、写真の上に絵を描くというかたちで制作活動もともにするようになった二人は、ピエール＆ジルという、他の誰にもまねのできない絶対的な世界を創り出すアーティストになった。
世界中から集められたにちがいない、ありとあらゆる種類のガラクタに囲まれたP＆Gのキッチュな（彼ら~~につきまとうこの形容詞は、しかし、二人のお気に入りではないらしい）パリの自宅。そこで繰り広げられる撮影風景や二人の誕生日パーティー、アシスタントや友人を引き連れてのベルリンやロンドンへの展覧会ツアー、あるいはナイト・クラビング……。
二人のモデルとなった数々のセレブリティ。それ以上に魅力的で愛すべき普通の（？）人々。そして、アン~~ダーグラウンドのポルノスターやドラァグ・クイーンたちも、ゲイもヘテロも総出演。
愛し合い、楽しみながら日々を送るP＆Gの1年間に密着したこの映像は、我々も彼らの友人の一人であるかのような錯覚を起こさせる。そして、二人の作品さながらの魔法――極彩色でキュートで優しくて背徳的でエロティックなのに神聖な――を見せてくれる。~

この作品、｢出来が悪いライブアルバムにオーヴァーダブをした」のでは断じてない。

完璧にエキサイティングなライヴ演奏を、更に磨きあげるために「ポストプロダクション」を施した作品なのだ。それだけして世に出す価値のある演奏であり、作品だ。

いうまでもなく、ポーカロ３兄弟のうち、兄ジェフは既に無く、本作の名義人マイクも重病と戦っている。彼を支える周囲の愛とミュージシャンシップがこの作品を生み出した。

それだけで最高だが、演奏も見事すぎる。

マイニエリ初のリーダーアルバム
特に＃５”シルクワーム”の　リフが　気が遠くなって
気持ちイイんです！　ヴァイブの為にある曲だなと
＃７”サラスマイル”のデヴィッドサンボーンの
泣きのSAXも　鳥肌モノの名演奏で　マイニエリの
プロデューサーとしての力量が　出まくってる　アルバム
この後の　リーダー作”ワンダーラスト”（なかなか手に入らないと思うが　是非
聞いて欲しい　隠れた名盤です）や　カーリーサイモンなどのプロデュースでも
イイ仕事してます

写真を撮る機会が多くなりまして､
これ､ひとつ担いで､出掛ければどんな場面でも対応できます｡
ｺﾝﾊﾟｸﾄですし､一脚にｾｯﾄするにも簡単です｡
満足してます｡