マーシーの夏 (集英社文庫)
高校を卒業したばかりのマーシー。17歳の夏をずっと憧れていた彼女。
夏の初め彼女は憧れ続けていた夏は、つまらないものになるだろうと思っていたが、彼女の母の経営する下宿屋の住人とともに、人形劇を始めることで変化し始めます。
人形劇と聞くと子供向けのようですが、この人形劇は大人も楽しめるものを目指し、住人それぞれの特技を生かし芸術性の高いものを作り上げていきます。
それまで、自分の殻に閉じこもりがちだった彼らは、目的意識を持ち、互いに関っていくことで、尊重し合い、自分には何が出来て、いかに役に立てるかを模索していきます。
このことを通して、彼女たちは、自分の個性を認め、新しい人生を歩むことになりました。
自分に出来ることをする。それを認めてもらう。この喜びに、共感しました。
単純だけど、この喜びが人間を良くするような気がします。
夏の初め彼女は憧れ続けていた夏は、つまらないものになるだろうと思っていたが、彼女の母の経営する下宿屋の住人とともに、人形劇を始めることで変化し始めます。
人形劇と聞くと子供向けのようですが、この人形劇は大人も楽しめるものを目指し、住人それぞれの特技を生かし芸術性の高いものを作り上げていきます。
それまで、自分の殻に閉じこもりがちだった彼らは、目的意識を持ち、互いに関っていくことで、尊重し合い、自分には何が出来て、いかに役に立てるかを模索していきます。
このことを通して、彼女たちは、自分の個性を認め、新しい人生を歩むことになりました。
自分に出来ることをする。それを認めてもらう。この喜びに、共感しました。
単純だけど、この喜びが人間を良くするような気がします。
とんでもないおきゃくさま―グリム童話
いたずら好きな「おんどり」と「めんどり」のお話。おんどりとめんどりは、アヒルのくるみを全部食べておきながら、自分たちの車をアヒルにひかせて、途中で同乗することになった「まちばり」と「ぬいばり」たちとともに、一軒の宿屋に泊まることになった。そこで、おんどりとめんどりが泊めてもらったお礼にしたこととは?ほんとに、とんでもない、お客様です。こんな、いたずらをしておきながら、ばちがあたる場面がでてこないのが教育的にどうかなとは思いますが、楽しい話です。なぜ、「ぬいばり」と「まちばり」っていうのが出てくるのかは、読めば分かります。
バーナデットさんが挿絵をしているグリム童話の中では、短いお話で、小さなお子さんでも楽しめます。ほとんど平仮名で、漢字も小学1年生で習うものに読み仮名がついています。
バーナデットさんの絵は色鉛筆で描いたような優しいタッチで、丘の風景、夜の風景、宿の中の様子がとても素敵に描かれています。登場人物は少ないのですが、挿絵には本文中には出てこないハリネズミやウサギや小鳥やリスなどの小動物が細かく描かれていているし、宿の中の家具や雑貨など、絵をじっと見ていても飽きません。
バーナデットさんが挿絵をしているグリム童話の中では、短いお話で、小さなお子さんでも楽しめます。ほとんど平仮名で、漢字も小学1年生で習うものに読み仮名がついています。
バーナデットさんの絵は色鉛筆で描いたような優しいタッチで、丘の風景、夜の風景、宿の中の様子がとても素敵に描かれています。登場人物は少ないのですが、挿絵には本文中には出てこないハリネズミやウサギや小鳥やリスなどの小動物が細かく描かれていているし、宿の中の家具や雑貨など、絵をじっと見ていても飽きません。