Wonderful Life
ご案内させていただきます。1987年もの。サウンドはまさしく『ヨーロピアン』テイスト。実際にヨーロッパ各地で売れたらしい。つまり分かりやすく言えば=ブライアンフェリーやフラリッポリッピやアイスハウスなんかが好きなファンならいけるかも。もとはパンクバンドをやっていたらしいが、サウンドの路線を変更してこういう欧州風ジャズポップになったらしい。特色と言えば『哀愁』『激情を抑えたレイドバックサウンド』『洗練されたアレンジ』。アルバムの中には80年代のシンセヘビーなものに埋没しているのもあるが、総じて楽曲がよいということ、それにボーカルがスタイリッシュでかつバラードが心にしみるという点がポイントが高い。あるで男性版シャーディーがごときたたずまいは捨てがたい魅力である。雲に浮いているような哀愁ボーカル好きにはたまらんかも。(9点)
牧場物語 Oh!ワンダフルライフ PlayStation 2 the Best
面白いには面白いのですが、バグ?のようなものが多いです。
私自身のソフト(このBEST版)は章の変わり目に止まってしまいました。私の友人のソフトは長時間遊び終わった後ですが、動かず進めることができなくなってしまったそうです。
あと、他のハートに火をつけてなどと比べ、多少の3Dの見にくさがあります。ストーリーは断然お気に入りですが。
でも、イベント等牧場物語ならではのほのぼのとした喜びが沢山あります。値段も安いので損ではありません。なので、総合的には星4つです。
初めて「ぼくもの」をする方にも楽しめる作品です。
私自身のソフト(このBEST版)は章の変わり目に止まってしまいました。私の友人のソフトは長時間遊び終わった後ですが、動かず進めることができなくなってしまったそうです。
あと、他のハートに火をつけてなどと比べ、多少の3Dの見にくさがあります。ストーリーは断然お気に入りですが。
でも、イベント等牧場物語ならではのほのぼのとした喜びが沢山あります。値段も安いので損ではありません。なので、総合的には星4つです。
初めて「ぼくもの」をする方にも楽しめる作品です。
牧場物語 ワンダフルライフ
すごいですよ!
グラフィックが。
FFぐらいといってもいい感じ。
またGBAとの連動で、
ワンダフルライフのキャラが、
ミネラルタウンに来て、
レシピの交換や、買い物(レアアイテム)ができます。
また、連動を何回も、やっていると、
あるビックプレゼントがあります。
そして、今回のゲームの目玉は、
ずばり「人生」です。
人生には、6章あります。
最初は、牧場に来てからの章で、
だんだん大人になり、最終的には、
老人になります。お年寄りになるのは、嫌ですが、
その代わり、ほかのキャラクターや、
子供が、大人になっていきます。
そこが目玉なのです。
「『動物の森』シリーズのような、
ほのぼのゲームを楽しみたい』という
人にお薦めです。
牧物ファンは絶対に買いましょう。
グラフィックが。
FFぐらいといってもいい感じ。
またGBAとの連動で、
ワンダフルライフのキャラが、
ミネラルタウンに来て、
レシピの交換や、買い物(レアアイテム)ができます。
また、連動を何回も、やっていると、
あるビックプレゼントがあります。
そして、今回のゲームの目玉は、
ずばり「人生」です。
人生には、6章あります。
最初は、牧場に来てからの章で、
だんだん大人になり、最終的には、
老人になります。お年寄りになるのは、嫌ですが、
その代わり、ほかのキャラクターや、
子供が、大人になっていきます。
そこが目玉なのです。
「『動物の森』シリーズのような、
ほのぼのゲームを楽しみたい』という
人にお薦めです。
牧物ファンは絶対に買いましょう。
ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語
間違いなく名著。カナダにあるバージェス頁岩で発見された、およそ5億年前の生物の化石について。その発見や解明の経緯、そしてその生物たちが持つ、進化論への大きな意義を語る。バージェス頁岩で発見された生物たちは実に奇妙である。それは見た目にもそうだが、系統学的にも奇妙だ。まずそんな生物たちを見るだけでも面白い。地球外生命体みたいである。しかしそれ以上に面白いのは、そんな奇妙な生物たちを系統学的に位置づけようとして混乱、間違い、奮闘した科学者たちの姿である。
「神は細部に宿る」とはライプニッツの言葉だが、本書はまさにそれを実感できる。著者もそれを伝えるように、かなり研究の細部に渡って記述をしている。人によってはそれは冗長に感じられるだろう。もっと大筋を、もっと抽象的な話を、もっと日常生活に近い話を、と思うかもしれない。だがそれは違う。科学の面白さは、細部に宿る。専門用語を駆使した論文の中に示される、一つの結論。それが面白いのである。これは科学の研究に携わった人間なら、実感できるだろう。
グールドの素晴らしいところは、そのような研究の細部を一般向けに語れるところである。生物学の専門用語は最小限に抑えられている。にもかかわらず、専門的な論文の内容を解説していく。そしてその研究がどのような意味を持つのかを明らかにしていくのである。
本書は古生物学の本である。しかしまた、科学哲学の本としても読める。つまり、科学者はどのように研究を行うのか。科学的「発見」はどう行われるのか。本人の科学観が、その研究にどのような影響を及ぼすのか。バージェス頁岩の生物たちを最初に解明したウォルコット。彼がそれら生物たちを既存の分類に強引に押し込んでしまったのはなぜか。彼の人となり、社会情勢を合わせて極めて詳細に語られている。また、ウォルコットの仕事を見直し、バージェス頁岩の生物たちを現代では絶滅してしまった、まったく新しい分類としたウィッティントンとコンウェイ・モリスらは、なぜに新しい発見に導かれたのか。その発想の背後が描かれるのである。これは、グールド自ら現場の古生物学者であるからこそ成せることである。
グールド本人の本書の目的は、生物進化の見方を提起することである。進化は、現代に生きている生物たちへ向かって徐々に多様性を増すように起こってきたのではない。バージェス頁岩の化石が示すのは、5億年ほど前のカンブリア紀は、今よりも遙かに多様な生物が生きていたこと。現代は、昔の生物多様性が失われた結果なのだ。そしてまた、この多様性の消滅は偶然のものである。つまり、人間を含めて現代の生物がいまあるようにあるのは、偶然であると。歴史がもう一度5億年前に戻ったなら、そこから例えば人間が現れることはまったく保証されていない、と。
グールドの見解の妥当性はともかくとしよう(様々な論争がある)。本書の価値は、その見解の説得性に限定されるものではない。本書がもつ価値はなによりも、現場の科学者が、自分の研究分野を詳細に渡って分かりやすく提示し、それによって科学の本当の面白さを伝えていることなのである。これは科学ジャーナリズムには難しいことである。グールドも、そのことを何度か強調している。
まさに本書の述べる通り、科学の面白さは細部に宿る。しかしこのことを自覚して、さらに一般向けに伝えられる科学者はごくわずかである。たいがいは自分の研究の意義をセンセーショナルに書き立てるか、あるいは生半可な思想・哲学になってしまうか。はたまた突然、社会評論になってしまったりする。このグールドの試みは、とても地味で煩雑な記述に思われるかもしれない。だがしかしそれが科学なのであり、貴重な試みなのである。
「神は細部に宿る」とはライプニッツの言葉だが、本書はまさにそれを実感できる。著者もそれを伝えるように、かなり研究の細部に渡って記述をしている。人によってはそれは冗長に感じられるだろう。もっと大筋を、もっと抽象的な話を、もっと日常生活に近い話を、と思うかもしれない。だがそれは違う。科学の面白さは、細部に宿る。専門用語を駆使した論文の中に示される、一つの結論。それが面白いのである。これは科学の研究に携わった人間なら、実感できるだろう。
グールドの素晴らしいところは、そのような研究の細部を一般向けに語れるところである。生物学の専門用語は最小限に抑えられている。にもかかわらず、専門的な論文の内容を解説していく。そしてその研究がどのような意味を持つのかを明らかにしていくのである。
本書は古生物学の本である。しかしまた、科学哲学の本としても読める。つまり、科学者はどのように研究を行うのか。科学的「発見」はどう行われるのか。本人の科学観が、その研究にどのような影響を及ぼすのか。バージェス頁岩の生物たちを最初に解明したウォルコット。彼がそれら生物たちを既存の分類に強引に押し込んでしまったのはなぜか。彼の人となり、社会情勢を合わせて極めて詳細に語られている。また、ウォルコットの仕事を見直し、バージェス頁岩の生物たちを現代では絶滅してしまった、まったく新しい分類としたウィッティントンとコンウェイ・モリスらは、なぜに新しい発見に導かれたのか。その発想の背後が描かれるのである。これは、グールド自ら現場の古生物学者であるからこそ成せることである。
グールド本人の本書の目的は、生物進化の見方を提起することである。進化は、現代に生きている生物たちへ向かって徐々に多様性を増すように起こってきたのではない。バージェス頁岩の化石が示すのは、5億年ほど前のカンブリア紀は、今よりも遙かに多様な生物が生きていたこと。現代は、昔の生物多様性が失われた結果なのだ。そしてまた、この多様性の消滅は偶然のものである。つまり、人間を含めて現代の生物がいまあるようにあるのは、偶然であると。歴史がもう一度5億年前に戻ったなら、そこから例えば人間が現れることはまったく保証されていない、と。
グールドの見解の妥当性はともかくとしよう(様々な論争がある)。本書の価値は、その見解の説得性に限定されるものではない。本書がもつ価値はなによりも、現場の科学者が、自分の研究分野を詳細に渡って分かりやすく提示し、それによって科学の本当の面白さを伝えていることなのである。これは科学ジャーナリズムには難しいことである。グールドも、そのことを何度か強調している。
まさに本書の述べる通り、科学の面白さは細部に宿る。しかしこのことを自覚して、さらに一般向けに伝えられる科学者はごくわずかである。たいがいは自分の研究の意義をセンセーショナルに書き立てるか、あるいは生半可な思想・哲学になってしまうか。はたまた突然、社会評論になってしまったりする。このグールドの試みは、とても地味で煩雑な記述に思われるかもしれない。だがしかしそれが科学なのであり、貴重な試みなのである。