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斧・熊・ロッキー山脈: 森で働き、森に生きる
巷はロングトレイルブーム。ジョンミューアトレイルをはじめ、国内外のトレイル情報が豊富になってきたのはうれしい限り。しかし、それらの多くが、トレイルを歩いた人のルポであったり、コースガイドであったり。これは、そうしたトレイルを保守管理する側からみた、自然と著者の関わり合いの話。著者が若い女性(執筆当時?)である意外性と、ものすごく素直に書かれた世間の価値観とガテン系である自らの仕事へ対するギャップを吐露するが、その仕事に魅了され尽くしてしまった著者の人生観に感動を覚える。自然讃歌とか、現代に失われつつある何かとか、そういう読み方ではなく、男所帯の作業チームの中でたくましく仕事するひとりの女性の生きざまが、清々しい。

Light Mellow 野口五郎
「甘い生活」「私鉄沿線」「針葉樹」「風の駅」等々、哀愁のある歌謡曲でシングル・ヒットを連発。
その反面、ほとんどのアルバムは海外で録音され、少年期から磨きをかけたギター・プレイも披露。

J-POP、というよりもCITY POPと呼ぶに相応しい曲が多く、
『Light Mellow』収録曲も、「グッド・ラック」「女になって出直せよ / シスコ・ドリーム」
「裏切り小僧」(のちにシングル化)以外は、みな、それらのアルバムから選曲されています。

切なく歌い上げる野口五郎が好きなファンにとっては、取っ付きずらい曲が多いかもしれません。
HIROMI、HIDEKIとともに歌謡界の一時代を何年もの間牽引してきたGOROですが、
「ギター少年」がホントに歌い、プレイしたかった曲はこちらではなかったかと思うほど生き生きしています。

収録曲を含むアルバムが、タワーレコード限定販売されていますので、
さらにMellowなGOROの魅力に浸りたい方は、ぜひ確認してみてください。

ボーン・アルティメイタム [DVD]
前作、前々作よりもずっとハードな仕上がり。

台詞自体も少ないし、軽口なんて皆無。

アクションもカーチェイスも無駄なものを全て削ぎ落したかの様なシャープな感じ。

今作は時間軸的には、『ボーン・スプレマシー』のすぐ後で、

冒頭からモスクワの街を手負いで逃げるジェイソンのシーンから始まります。

ジェイソン・ボーンというCIAの暗殺兵器が誕生した経緯を知るために、

ロンドンパリ・タンジール(モロッコ)・ニューヨークと飛び回ります。

全編を通して、アクションよりも頭脳戦、情報戦の色合いが強くなっていて、

それが一層アクションの緊迫感を高めています。

『ボーン・アイデンティティ』『ボーン・スプレマシー』を観てからでないと、

内容的にちょっとわかりづらいかも。

でも、決して派手ではないけど、とても研ぎ澄まされた感のある良い作品です。

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