『無双のすべてを超える アルティメット
一騎当千』という宣伝文句の通り、無双史上最高の出来と言ってもいいほど、内容は大幅に改善されました。良くなった点についての詳しくは他の方が書いてらっしゃるのでそちらを参考までに。
ただ、ストーリー(IF含む)、フリーモード、将星モードそれぞれを全てクリアした上で、他の方があまり書いていない、個人的に気になった点が3つほど。
まずフリーモードについて。ストーリーモードでの敵対勢力としてプレイできるフリーモード固有のシナリオが用意されていますが、非常に短い。各ステージ10分かからずにクリアできる程度のボリュームです。ストーリーモードのシナリオほど作りこんでくれとは言いませんが、あまりにも簡素過ぎて拍子抜けしました。
そして同じくフリーモードでの不満点がもう一つ。私が最初にやったフリーモード固有シナリオはエン州の戦いの許チョ軍だったのですが、せっかくなので許チョでプレイしようと思っていざ始まると、なんと自分以外にもう一人許チョが・・・シナリオの進行もCOMの許チョが進めるという有り様。つまり、自分がそのシナリオの主役の一人としてプレイすることができないのです。これはかなりの改悪点だと思います。10年近く前の無双2ですら、フリーモードで、例えば合肥の戦いの魏軍で張遼を選べば張遼としてプレイできたのに、最新作のフリーモードでせっかくシナリオに合わせてキャラクターを選んでも脇役扱い(一応衣装は使用キャラが第一衣装でCOMが第二衣装にはなっていますが)なんてあまりにも酷すぎます。パッチで直せるなら直してほしい点第一位です。
最後に将星モードについて。公式サイトではやりこみ要素満載と謳っていましたが、正直、名声と武将を最大まで集めた後は素材を黙々と集めるだけの作業ゲーで、やりこみ要素はそこまで感じなかったです。強いて言うなら、連戦100勝を目指して二時間ぶっ通しでやったのはやりこんだかもなぁ、といった印象です。銅雀台が完成するころには名声も武将もMAXで、戦場に出ても名のある武将はおらず(模擬戦という形で対武将戦は一応できる)、全ての施設に素材を納品するためにただひたすら素材集めをするだけなので・・・ただし、武将と名声をMAXにして銅雀台を完成させ皇帝を招くとイイ物がもらえます。
以上、個人的不満点を挙げましたが、内容は他の方のレビューにあるように改善点の方が多いので、楽しめることには楽しめました。無双シリーズのファンの方、初めてやる方、どなたにもオススメできるゲームだと思います。