かっちぇる 1 (月刊マガジンコミックス)
背が高いほかにとりえのない内気な女子高生・杉山礼子が一念発起してバレー部を設立し、少しずつ増えていく部員たちとの人間関係に一喜一憂しながらも、ほんの少しずつ成長していく・・・というストーリー。この第1巻ではバレー部に5人目の部員が入部するところまでが描かれます。
この漫画家さんは本作品がデビュー作ということで技術はまだつたない面がありますが、確かな「漫力」を感じます。
特に礼子がモノローグで語る自身の心理描写がとても細やかで、かつリアルです。「他人の失敗にほっとしてしまう」「準備だけして実行できない」など、誰にでもある「弱くてずるい自分」を鋭く、しかしエグくならないように描いてみせるさじ加減も見事。
また、礼子以外の登場人物もみな魅力的に脇を固めます。若い女の子の九州弁はなかなか新鮮。今後がますます楽しみです。
最後に一言注意ですが、間違ってもスポ根漫画ではありません(笑)。主題はほんわかした日常の中で揺れ動く部員たちの人間関係、かな?
この漫画家さんは本作品がデビュー作ということで技術はまだつたない面がありますが、確かな「漫力」を感じます。
特に礼子がモノローグで語る自身の心理描写がとても細やかで、かつリアルです。「他人の失敗にほっとしてしまう」「準備だけして実行できない」など、誰にでもある「弱くてずるい自分」を鋭く、しかしエグくならないように描いてみせるさじ加減も見事。
また、礼子以外の登場人物もみな魅力的に脇を固めます。若い女の子の九州弁はなかなか新鮮。今後がますます楽しみです。
最後に一言注意ですが、間違ってもスポ根漫画ではありません(笑)。主題はほんわかした日常の中で揺れ動く部員たちの人間関係、かな?