バハマ・ベルリン・パリ~加藤和彦ヨーロッパ3部作 (CD3枚付)
3枚ともレコード盤、CD盤で持っていますが、レコード盤はもう聴く事がなく、CD盤は評判がイマイチだったので、こちらのレビューを読んで、マニアとしては買っておかなければと購入いたしました。確かに。ブックレットがマニアックで、もっと早くこういうの出れば良かったのにと思いましたが、ヨーロッパ3部作が評価されるのに、これだけ時間が掛かったのか、或いは資料として残しておかなければという関係者の熱意が実ったのか。一番知りたかったレコーディングの仔細な記述を興味深く読みました。日本のポピュラー音楽黄金期の贅沢なレコーディングの記録として貴重です。
ヨロコビ
元々クラシックやオペラに興味のある人ならどのアルバムから聞いても馴染めると思いますが、初挑戦の人はまずこのアルバムから聞いてみるのがいいのではないでしょうか。
今作は音楽の授業やCMで耳にした事のある名曲が多く、クラシック・オペラのCDと言うより一種のイージーリスニングCDとしても聞けます。以前のアルバムのように激しさはないものの、優美で繊細な楽曲達は一日の疲れを癒すのにもってこいです。個人的には『喜びの歌』『チャイコン』『ジュピター』が特に癒されました。相良さんの優しい歌声を聞いていると、まるでフワフワと浮かぶような心地を味わう事が出来ます。このような感覚を味わう事が出来る曲は、最近の歌にはないと思います。エキセントリックオペラだからこそと断言してもいいです。
テクノが再び流行りだしたこの頃、テクノクラシックを聞いてみるのも良いのではないでしょうか。ただ今作はテクノ色が薄いので、まずはヨロコビから始めて全アルバムを聞いて頂きたいです。
今作は音楽の授業やCMで耳にした事のある名曲が多く、クラシック・オペラのCDと言うより一種のイージーリスニングCDとしても聞けます。以前のアルバムのように激しさはないものの、優美で繊細な楽曲達は一日の疲れを癒すのにもってこいです。個人的には『喜びの歌』『チャイコン』『ジュピター』が特に癒されました。相良さんの優しい歌声を聞いていると、まるでフワフワと浮かぶような心地を味わう事が出来ます。このような感覚を味わう事が出来る曲は、最近の歌にはないと思います。エキセントリックオペラだからこそと断言してもいいです。
テクノが再び流行りだしたこの頃、テクノクラシックを聞いてみるのも良いのではないでしょうか。ただ今作はテクノ色が薄いので、まずはヨロコビから始めて全アルバムを聞いて頂きたいです。
ジ・エキセントリック・オペラ
Enigma, Delerium系の海外のサイトをブラウズしていて最近知りました。「ヨロコビ(5th)」のジャケットに日本語が書いてあるから、ちょっと興味をひかれて調べてみたら・・・ばりばり日本人の女性二人組(ソプラノ相良奈美とプログラミング書上奈朋子)だったんですね。ジャンルとしてはテクノに一番近いのでしょうが、クラシックを元ネタにしているのでクラシックファンでもある私には親しみやすく感じられました。トラック・リストを見れば分かると思いますが、声楽・オペラの大変ポピュラーな曲ばかりです。
そのあと芋づる式に昔のエキセントリックの曲も掘り起こして聴いてみました。「イムヌ」というアルバムが一番好きなのですが、このごく初期のグル-プ名をアルバム名にした作品も、荒削りではありますが、「新らしい音楽を作るんだ」という興奮が感じられて独特の魅力があります。
そのあと芋づる式に昔のエキセントリックの曲も掘り起こして聴いてみました。「イムヌ」というアルバムが一番好きなのですが、このごく初期のグル-プ名をアルバム名にした作品も、荒削りではありますが、「新らしい音楽を作るんだ」という興奮が感じられて独特の魅力があります。