盲導犬クイールの一生 DVD-BOX
NHK月曜ドラマシリーズで全回見ました。犬嫌いのパートナーとの出会いから、お互いになくてはならぬ存在に変わっていくまで、回を重ねるごとに見逃せないものになってきます。第1話・いわゆる導入部での、子犬のクイールを子どもが連れ去って隠すシーンで預り主や親たちの対応が甘すぎるのではとの印象を受けましたが、話が進むにつれ盲導犬の置かれている厳しい現実も浮き彫りにしており、訴えるものがあるドラマだと感じました。6話と最終話は涙する人が多いのではないでしょうか。実話であるということからもこれは保存版として最適です。
盲導犬クイールの一生 / 石田ゆり子
盲導犬クイールの一生を聞いて、人間の一生と重ねて聞いてしまう。
朗読は石田ゆり子さんの朗読で、石田ゆり子さんの愛犬への愛を語る付属のファイルにも◎。クイールは家の家庭犬のメイへの接し方も少し変わってしまうカシコイ犬である。天国でも盲導犬の人生を歩むので
しょうか??。朗読を薦めるなら盲導犬クイールを薦めるでしょう。
盲導犬クイールの一生―Level 3(1600‐word) (洋販ラダーシリーズ)
英語の多読を始めるときに、TOEIC300点から400点ぐらいの人に
勧めている本です。
クイ―ルを手にとって読み始めたかなりの人が
「英語で泣けた!」
という英語学習を続けるために重要なモチベーションを上げる
経験をしています。
ストーリーとしては可もなく不可もないのですが、英語を苦手として
いる学習者に「英語が読めた!」という感動を与える力を持っている
ところを高く評価しました。
とくに女性に「英語で泣けた!」作用を与えるパワーを持った本です。
レベル3ですが、ほとんどの人がレベル2と同じか易しく読めたと
感じています。
ラダーシリーズの全てがこのようにすぐれた力を持っているわけでは
ありません。蛇足ですが。
クイール [DVD]
これはいい。
もし文部省推薦の真面目映画とか動物利用のお涙頂戴映画だと思って敬遠している人がいたら、もったいないですよ。
一匹の犬が誕生し、盲導犬となり、飼い主と別れ、やがて死ぬまでが描かれているのですが、どことなく安っぽい分かりやすい映画的誇張(釣りバカ日誌的な)をしているのに、なのにどこかドキュメンタリーっぽい。非常におもしろいというか独特の造りです。ドキュメンタリーファンタジーとでもいうんですかね。ウォーム&クール。こういう造りの映画を自分は初めて見たのでとても新鮮でした。監督のほかの作品を知りませんがこういう作風なのかな。
分かりやすい誇張はそのまま人情路線に落ち着きそうなものですが、飼い主などの人生に踏み込みつつもあくまで主役は犬、というのがはっきりしています。そこらへんの潔さというか筋の通し方みたいなのは好感が持てました。
で、犬がまたその筋の通し方に応えます。クィール役の犬がいなかったらこういう造りは成り立たなかったんじゃないですかね。本物の盲導犬を使っているのか、今まで犬の登場する映画というのは何本か見たけど、出演者とコミュニケーションが取れているように見えた映画はこれが初めてです(他の映画ではどれも犬が心ここにあらずって感じ)。
登場人物もいい。クィールの飼い主となる、関西弁のどぎつい盲人のおっちゃんを演じる小林薫。最初はナニワ金融道そのまんまのような、ほとんど漫画チックなキャラクターにしか見えなかったのに、いつのまにかこういう人おるんやろなあという説得力を持ちます。そしてどこか風変わりなその家族。みなキャラクターの立っている家族で、突っ込んで描かないのがもったいないくらいなんですが、いくつかの笑えたり泣けたりするエピソードだけで済ませてしまい、あくまで主役は犬。
クィールの訓練士役の椎名桔平もいい。椎名桔平という役者はあまり好きではなかったのですが、これははまり役だと思います。温かくてだけどさばさばしてるというキャラクターが立っている。思わせぶりなアップとかいかにもな感情表現なしに、それでも温かさを感じさせずにはいられない演技ってすごいと思います。もしかしたら椎名桔平の地?
NHKのドラマに比べてこの映画がひどいというレビューがあったけれど、映画でこれだけいいんだからドラマはどれだけいいんだ、とドラマも見ずにはいられそうにありません。
盲導犬クイールの一生 / グーッド グーッド [DVD]
私は書籍版の「盲導犬クイールの一生」も購入して既に読んだ後
このDVDを見たのですが、やはり泣けました。
子犬の時の犯罪的なかわいらしさ、訓練中やお仕事中の
きりりとした姿、ハーネスを外されたあと甘える様子など
書籍を読んだ人も読んでいない人も楽しめると思います。
同時収録されている「グーッド グーッド」は10年以上前の
作品ということもありどうしても古い感じが否めず、内容も
非常に教育的です。しかし、「盲導犬クイールの一生」は
写真だけで構成されているので、90分にわたる動画で盲導犬の
訓練などを見ることができるのは大変いいと思います。
値段も比較的安価なのでいぬ好きなら買って損はないと思います。