ケメコデラックス!1(初回限定版) [Blu-ray]
「突然、我が家に女の子が押しかけてきた!」というのは何年も前から使い古されてきた設定なのだが、従来の同系統の作品と明らかに一線を画する要因になっているのはケメコの存在だ。
所謂ラブコメに部類されるアニメなのだが、彼女(?)の存在によってラブ要素を一切吹き飛ばすほどのスラップスティックなギャグが作品全体を埋め尽くしており、ここまでくると最早、ラブ要素を必要に感じなくなるほど小気味良い。
斉藤千和さんの渾身の演技も相俟って、ケメコ達が画面上を縦横無尽に駆け回る姿は愉快、痛快。
この作品ほどアニメ向けの漫画も少ないのではないだろうか。
千和さんの声はベッキーや葉月といったロリっ娘のイメージが強いのだが、本作品を通して彼女の新たな可能性を垣間見た気がする。
そしてOP/ED曲も注目して欲しい所だ。
(いい意味で)イカレた歌詞を作詞なさる事で有名な水島努氏がOP/EDの作詞を手掛けているのだが、期待以上のものだった。
あれ1曲でケメコデラックスという世界を巧妙に構築している。
作画も良好で、個人的には今季のお勧めアニメの一つだ。
ケメコデラックス!1 (初回限定版) [DVD]
本作の存在を知ったのは昨年夏、本屋の原作コミックコーナーで、『かんなぎ』とともに平積みになっていたのを手にしたのがきっかけでした。かんなぎは何度も読み返してアニメ化も心待ちにしていましたが、ケメデラはというと・・・実はいっかい読んでアニメのことはすっかり忘れていました。
で、最近レンタルショップでたまたま目についたので視聴てみたのですが・・・いや〜あらためてはまりました。原作のスピード感を損なうどころか、さらに増幅して展開されるギャグとアクション、そしてエロス(ただし決して不健康なレベルではありません)。特典のキャストコメンタリーを聴いたところでは(ケメコ役の斎藤千和さんいわく)「1話は手探り状態だった」そうですが、声優の方々がいい意味ではっちゃけてくれてます。とくにOPとEDの出来は秀逸で、なんど見てもあきません。
そして、副音声のキャストコメンタリーこそ必聴です。第1話では、斎藤千和さんと三平太役の喜多村英梨さんが本作を語ってくれますが、なんというかおふたりとも本当に「楽しそう」で(まあ、性格と言ってしまえばそれまでかもしれませんが・・・)、収録時の雰囲気まで伝わってくるようです。エムエム役の戸松遥さんとのダブルキャストも違和感なく、むしろそのギャップがおもしろいです。
手抜かりのないギャグを提供してくれたスタッフと声優陣の怪演ともに文句なく☆五つです。
ケメコデラックス! 2 (電撃コミックス)
1巻では冒頭から、『フリクリ』等のGAINAX作品を髣髴とさせる展開が続き、ツッコミどころ満載で楽しめた。
が、2巻ではどこかで見たような展開はややなりを潜め、ごくまっとうな進め方になっている。といっても、ラブコメで夏休みといえばお約束の水着イベントがあるわけで、物語はほとんど進まない。目新しい点は、敵性組織の幹部が出現するくらい。
ただ、これは個人的には注目点で、1巻のレビューで「類似点ばかり」と書いたアニメ『フリクリ』との、明確かつ重要な相違点だといえる(フリクリの敵性組織・メディカル・メカニカは、「企業」として存在するのみで、重要人物は登場しなかった)。
ということで、『フリクリ』ファンの自分としては、3巻以降どうなるか引き続き注目。
ケメコデラックス!/プリップリン体操 TVアニメ「ケメコデラックス!」OP&EDテーマ
正直自分自身「ケメコデラックス!」のオープニングテーマと
エンディングテーマを甘くみてました。
まずはオープニングからです。オープニングは商品説明にあるように
曲調はビックバンド風です。最近のこういったアニメには
珍しいかもです。歌っている声優陣も斎藤千和さんに戸松遥さん、
高橋美佳子さん、後藤麻衣さん、白石涼子さん、釘宮理恵さん、
川澄綾子さんと豪華です。みなさん歌唱力が安定しているので
安心して聞ける…はずなんですがかなり電波ソングです。
一度聞いたら頭から離れないです。曲の聴き所は他のカスタマーさんが
おっしゃってますがに釘宮さんだと思います。
やられないように気をつけてください。
エンディングテーマは斎藤千和さんが演じるケメコが歌います。
多くは語りません。声優という仕事ののすごさにただただ驚きました。
というか斎藤さんですね。
レビューしていてなんですが、一度アニメやCMを見てから
購入するのが一番だと思います。好き嫌いが分かれてしまう
曲だと思うので…。ですがやはり言える事は電波ソングです。
色んな意味で名曲ですよ。
ケメコデラックス! オリジナルサウンドトラック
以前OPEDのCDレビューにも書きましたが、作品を離れて普通に部屋でかけていてもいいほどおしゃれな音楽です。(もちろんギャグシーンに使われたゆるーい曲も収録されていますが…)
トラック2の「ケメコ登場!」やトラック14「究極の力“ナノボール”」は劇中の戦闘シーンに使われた曲をオムニバス的に纏め上げてあり、ハリウッドのアクション映画を彷彿とさせる重厚かつ躍動的な曲に仕上がっています。
特に後者は謎の多い美少女エージェント「黒崎リョーコ」の戦闘シーンに使われているので私のお気に入りの曲です。聴きながら燃えて(萌えて)きますW
なお、斉藤千和さんの「ケメ子の歌」は劇中と違い真面目に(?)全歌詞を歌っているのでこれはこれで楽しめます。さらに主要キャラクターがジャズバンドの扮装をしているジャケット絵も豪華でいいですね。
文句なし☆5です。