逆転の女王 DVD-BOX 1 <完全版>
KNTVで見始めましたがとにかく面白いです!!韓国ドラマのオフィス物を始めて観ましたが、日本にも共通する、パワハラや上下関係、派閥などとても見ていて共感してしまう内容でした!!そして、毎回大爆笑・号泣・手に汗握るポイントがあってどんどん見てしまいます。韓国ドラマ特有のエンディングで「次どうなってしまうの!?」という見せ方はさすがです。そして、なんといっても見所は主演のキム・ナムジュとイケメン2人、チョン・ジュノとパク・シフの恋の行方!!先がとっても気になるドラマです!!何度でも観たくなるのでこのDVDは買います!
超恋愛論
最近の吉本さんの本と同じように聞き語りの形式をとっている。内容は恋愛論そのもの。「恋愛とは覚醒剤をのむようなもの 今まで寝ていた神経が起き上がっていきなり自分が活性化する」(p.30)みたいな、もうストレートパンチの続出。これまで言ってこなかったなことだな、と感じたのは第4章の結婚制度のゆくえで「意味を認めていなかった婚姻届というものの意外な重さを実感したとき」。
吉本さんは前書きでも書いているのだが、事実婚でいいと思っていたが婚姻届を出すという行為は重要なものだと気づき、それは「一種の宗教的な行為なのではないかということです」(p.6)と語っている。「法律の中にはほんのわずかですが、「法」というものの本質が含まれていて、そこには無視できないものがあります。その無視できない部分というのは、たぶん宗教的な行為につながってい」る、と。
それを詳しく書いたのが4章で「法律はもともとはるか昔の宗教に由来するもので国家もまたそこから生まれた」(p.147)という部分では、いまの日本の若い人たちの中で国家、国家と言っている人がいるのには驚かされるが、「考えてみれば、国民国家というものは、宗教のもっとも新しいかたちなわけですから、強固な信仰の対象であり続けているのは仕方ないことなのかもしれません」(pp.148-149)というまとめは見事だった。誰も評価しているのを読んだことはないのだが、吉本さんの聞き語りの文章は本当に読みやすい。
センチメンタルな旅・冬の旅
アラーキーは自ら「天才」と称している。何冊もの多様な写真集を見てみると、(?)と感じるものもあるのだが、写真集を見てこれ程感動と悲しみをカメラという道具を駆使して見る者に訴えかける力は、一体何だろう?「天才」だから、見る人の視点で、どう感じるかを素早く読み取り、シャッターを押す行為は、並みの人には出来ない。若き荒木が新婚時代に撮った「センチメンタルな旅」から、愛する陽子さんがガンで亡くなり、大切な人を失った主人公の目には、モノクロームの風景しか見えなくなる。それも悲しい風景ばかり。何気ない見慣れた物さえ悲しみを帯びている。しかし、次第に陽子さんの死という現実から立ち直る主人公には色が見え始める。写真だけで私に強い感動を与え、見ているうちに涙が止まらなくなった写真集は、これが初めてです。最愛の人の死という、誰もが体験する事をこれ程までに明確に写した人は、荒木しか居ない!写真で感動した記憶があるのは、土門拳の「筑豊の子供達」以来である。凄い!「天才」の名に恥じない傑作である。必ず感動しますよ。写真がもつ表現力の限界を超えている!
スターの恋人 DVD-BOXII
現在のチェ・ジウの魅力が満載。チェ・ジウファンは必携のDVDと考える。星4つは全てチェ・ジウに奉げます。但しドラマとしては、以下の難点あり。1相手役のキャラ設定に魅力を感じない。例えばペ・ヨンジュンで子供を抱えた男やもめの中年サラリーマンとかだったらもっと数字を稼げたと思う。2ストーリー展開が中だるみする。韓流お決まりのドラスティックな変化が少ない為、正直20話は長すぎると思われる。
よってこのドラマはチェ・ジウにおんぶに抱っこという風に思え、これで視聴率が悪く、チェ・ジウが批判されるのではちょっとつらいものがあるのでは・・・。
主人公のイ・マリとチェ・ジウがラップするのは、後半仕事量が減っていく部分。前作の「エアシティー」も本作品も視聴率が振るわないという事で起用が減り、ドラマでチェ・ジウが見れなくなるのではと心配する。ピークは「天国の階段」迄なんて事にならない様がんばって欲しい。個人的には今回の逆パターンとか(相手役がスターでチェ・ジウが婚約者と死別した子持ちのシングルマザーとか)、恋愛に臆病で婚期を逃しているキャリアウーマンとかの役を見てみたい。
いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか (講談社プラスアルファ新書)
とても興味深く読みました。
僕自身、20代の女性を雇って主に30〜40代の男性をターゲットにする商売もしているので、
実感として肯ける点も多かったです。
ただし、批判として指摘したい点があります。
本書ではキャリアを持った20代女性と、管理職クラスでバリバリ仕事をしている40代男性
がモデルの前提になっているように感じます(たびたびそのようなカップルが例として登場するので)。
しかし、20代では非正規社員(フリーター含む)の割合が高く、経済的に生活が不安定なため、
経済力のある40代男性と付き合う機会が増えている(つまり、不倫関係、愛人関係、援助の関係も高い割合で含む)
という現実の経済的問題や背景からカップルになりやすいのではないでしょうか。
20代女性は若さが経済的価値を生み出すことをよくわかっているので、
キャバクラで働くコもいれば、風俗で働くコもいます。
水商売や風俗で働いていない女性にとっても、自分を高く買う男性(高く買えるだけの資本力があることが前提)
をターゲットにするのは経済合理的な戦略であって、
相手の年齢は20代であろうが、30代であろうが、40代でもかまわないが、
同世代は非正規社員が多く、これではかりに結婚しても将来不安は解決されません。
(デートも割り勘で経済的なベネフィットがありません)
20代女性は、
結婚相手には将来の生活設計が立てられる安定した職についた男性を強く求め(年齢は不問)、
恋愛相手やセックスパートナーには、自分の価値(※)を経済的対価として高く買う男性を選んでいる、
というのが僕の周囲を通じて実感している考えであり、
この本には全く抜け落ちている視点です。
※)40代男性からすれば、20代女性のリアルな体(=セックス)にはとても高い価値をおくが、
20代男性はセックスまでもちこむコミュニケーションをとても面倒と考え、
女性を口説くためにお金をかけるぐらいなら、オナニーですませた方が
金も気もつかわなくて楽(らく)という発想になる
1万人調査の属性に「年収」というファクターからの分析があれば、
本書はもっと厚みのあるものになったのにというのが、残念な点でした。
非正規社員である息子や娘を、解雇されない安定した正規社員である親が経済的面倒をみているように、
非正規社員の20代女性を、正規社員の40代男性が(精神面だけでなく)経済面からサポートしている、
というのが今の世の中に広く蔓延している、現代的不倫関係の現実なのです。
全ては経済(カネ)ときってもきれないのです。