インスタント沼 ミラクル・エディション [DVD]
劇場でも見ましたが、DVDを買ってやはり正解!物凄いくだらなさと何かとても幸せになる物語。実は物凄く手間のかかっている意味のないシーンの緩さは三木監督以外には作れません。ハナメが水道の蛇口をひねって走るとき本当に元気を貰います。麻生さんのテンションの高さもよかったですが、松坂慶子さんと風間杜夫氏の「蒲田行進曲」コンビの怪演が見所です。
劇場版 遊☆戯☆王 ~超融合!時空を超えた絆~ [Blu-ray]
初めて劇場に行ったのが2010年の1月でしたから1年半ぐらい待つことになりましたがやっと発売してくれます。遊戯王シリーズでは初のBDですね。この作品は1時間程度と他の映画に比べては短めですが内容的にはとても良いものなのでファンなら見るべきです。2D版と3D版を同時収録です。ストーリーは人によっては突っ込みどころ満載ですがやはり歴代主人公が勢ぞろいしてお互い会話したりデュエルで助け合ったりするのはわくわくします。もっと上映時間を長くしてもっと歴代シリーズのいろいろなキャラが出ていればもっと楽しかっただろうなとは思いますがそれは高望みですかね。ただ見ていないシリーズがあるとわからないことやキャラが出てくるので「DM」や「GX」、「5Ds」のTVシリーズを見てからみるとより楽しめると思います。特に「5Ds」とは密接にリンクしています。遊戯王のTVシリーズは「東映版(無印)」、「DM」、「GX」、「5Ds」と続いてきて今度は「ゼアル」が始まります。ゼアルも面白い作品になることを期待しています。
劇場版 遊☆戯☆王 ~超融合!時空を超えた絆~ [DVD]
無印、GX、5D'sの三作品から成る待望の劇場版遊戯王のDVD!
各作品の主人公達の魅力の詰まったいい作品でした。
遊戯、十代、遊星
彼らの活躍が見られるだけでファンとしては嬉しいばかりですね。
49分という時間を短いと感じる人も多いでしょう。
しかし、遊戯王という作品のメインはやはり何と言ってもデュエル!
下手に長引かせるよりも主題もはっきりし寧ろ具合が良かったと言えるでしょう。
内容もはっきりかつあっさりと言った形で劇場版単作で楽しめます。
作品単独で無駄のないエンターテイメントとしてよく出来ています。
では、エンターテイメント性のみで中身がないのか!?と言えば
5D's本編と繋がりがあり劇場作品に留まらない深い面白さがあります。
私は、通常放映時に二度、アンコール上映時に一度の計三度も足を運んでしまいました。
(これはやり過ぎですね笑)
ただ、三度も足を運んだ私ですがそれでも5☆にできないマイナス要素もありました・・・
各主人公達が持ち前の戦術を駆使して協力し絆の力で戦っていく!
この熱い展開に息を飲みました。
しかし・・・その熱い決闘の決着はというと・・・
過程の巧みな戦術の面白さに対し
ラストは単純にパワーで押し切る・・・というお粗末なもの。
どうやって強敵を倒すんだろう!?と
わくわくしながら見ている身としては物足りない最後でした。
これだけは残念だな、という気持ちが今でも残っています。
と言ってもそれだけでこの作品の良さが帳消しになるということは無いでしょう!
傑作だ!とまでは言えないまでも良作であると断言できる素敵な作品でした。
またいつの日か彼らが劇場で活躍してくれる日を期待してやみません。
「それでも、生きてゆく」ディレクターズカット完全版 [DVD]
韓流とか(笑)、漫画原作の派手で話題性だけを重視した“出落ち”のようなドラマの氾濫する昨今ですが、こんなにも純粋に胸が締め付けられるTVドラマに出会えるなんて、本当に奇跡のような作品。松雪泰子の「Mother」で名を馳せた坂元氏の描く、説明セリフの一切ない素晴らしい脚本に、役者陣が最高の演技で応え、そのセリフの行間に込められたニュアンスまでも余すことなく演じ切る。音楽(辻井伸行)や映像美がさらに盛りたて、極めつけは小田和正の澄んだ歌声。もうね、非の打ちどころのないプロの仕事、褒め言葉しかでてこない。
本当に脇役に至るまで素晴らしい役者が揃ったね(柄本明とか段田安則の使い方、もったいない!)。大竹しのぶはさすがの貫録というか、凄まじい“気”を放っていて圧倒されたし、そんな彼女を向こうに回してしっかりやりあった風間俊介の奮闘も特筆モノ。何気に物語を動かした安藤サクラの怪演も忘れ難いし、何よりも瑛太ってこんなに凄い役者だったんだと。並みの喜怒哀楽では測れない、振り幅のでかい感情表現を支える、狂気をはらんだ目力(めじから)に脱帽でした。
そしてそして、満島ひかりという女優に出会えたのが一番の収穫!なんだろう、この凛とした佇まい。不条理な境遇をこんなにも自然に演じられる子がいたなんて! 同世代の女優陣ゴボウ抜きじゃないですかね。今後も映画のスケジュールがビッシリらしいけど、映画監督ならこの子の“今”を映像に残したい衝動にかられるんだろうなぁ…。
最終回の神社のシーンは永久保存版。これほどピュアでせつないシーンって、ちょっと記憶にないしこれからもないんじゃないかなぁ(実生活では妻子持ちと人妻なのに、役者ってすげぇ…、)。
とにかく、簡単に答えの出せるテーマではないことを百も承知の上で、未来への希望を垣間見せつつ、「続編を見たい(けどやって欲しくない…)」という“余韻”までをも残した“ビデオ返却”のラストも秀逸。まぁ“気楽に”見れるドラマではなかったためか視聴率は今ひとつだったらしいけど、関係ありません。食わず嫌いや途中で脱落した人も、せひ一度見て欲しい、一生もののドラマだと思います。映像も素晴らしいのでBD出るまで待ちますわ…。