おとなの銀座
山内賢はさすがに声が低くなったよねー、と聴いていたら、おお。
日本一すてきなあの高音が健在!
和泉雅子もとてもかわいい!
少し前に、懐メロ番組に出演したこのコンビを見たときは正直はらはらしたものですが、スタジオ録音のよさで、ていねいに上手につくってある感じです。
今年いちばんぐっときたCDかもしれない。
北国の街 [DVD]
富島健夫の「雪の記憶」をベースに当時新進気鋭の倉本聰が脚本を書き、
これ以降日活舟木映画を連作した柳瀬観が監督した作品。
もちろん舟木の新曲「北国の街」を映画化するために、「雪の記憶」の各エピソードと
筋書きを大胆に換骨奪胎した内容になっている。
原作では戦後、新学制が敷かれる直前の旧制中学の生徒と女学校の生徒との純愛(おそらく舞台は下関の対岸にある
北九州の海辺の町、玄界灘は山陰の日本海の延長線上にあり雪は珍しくない)として描かれ、
映画は舞台を本当の北国、長野県飯山市に置き換えて、新制の男子高校と女子高校の生徒の物語として描かれた。
言うまでもなく 主人公海彦役の舟木一夫は現在も大活躍しているが、
この映画はこれ以後の「舟木一夫」を決定づけた作品と言っても過言ではない。
この作品でいくつかの見どころをあげるとすれば、ひとつは冒頭のタイトルバックで流れる「北国の街」の主題歌。
レコードとは別録りされたツーコーラスのこの歌声は舟木が一番好きな歌唱法で唄ったったお気に入りのものだと思う。
この幾分そっけない歌い方にこそ舟木歌謡の真髄があるということを感じていただきたい。
ふたつめはいうまでもなく、和泉雅子扮する雪子との手のひらだけで表現した愛の交換のシーン。
誤解を恐れずにいえば、日本映画史上最も美しいラブシーンである。
この名シーンは舟木と和泉のコンビ以外では実現しえなかった。キャメラワークもすばらしい。
他にも、藤田を演じる故山内賢のかっこよさが忘れられない。
図解ビジネス実務事典 経理 (図解ビジネス実務事典-読んで使える引いてわかる-)
経理用語が広く網羅されており、とにかく用語の意味、ポイント等をすぐに思い出したい時にぱっと引けるのが良い。しかし出版が2005年3月と少々古いので、改訂版が出ないのがもったいない!
吉永小百合映画歌謡曲集~日活編~
可憐な初々しい歌声が次々に聞こえてきて、懐かしい、また、新鮮でもありました。寒い朝を筆頭に、映画作品の流れの中で歌われているので、実際の映画を見えていないと、唐突に思われるところもありますが、どの曲も、丁寧に真摯に歌われているのがよく伝わってきます。真白き富士の嶺のアカペラ独唱の他、恋はやさし野辺の花よ、赤とんぼ、など、正攻法に情感豊かに歌われていて、映画を離れて、独立した歌曲としても、素晴らしいと思いました。