Dr.House シーズン2 DVD-BOX1
ハウスは人生で初めて見つけたヒーローだ
私は先生と呼ばれる職業につくような人間に偏見がある。とてつもない虚栄心と自己顕示欲のかたまりをもて余らした偽善者の集団に見えるから
ハウスは自身を科学者と位置付け偽善から距離をおくことに徹している
正しい診断をくだすこと以外に興味を示さない
ぶれない
本当にカッコいい
ポーカーはやめられない ポーカー・ミステリ書下ろし傑作選 (ランダムハウス講談社文庫)
ポーカーといえば5枚配ってもらうやつ(ファイブカード・ドローというんですね、それも初めて知りました)
しかしりませんでしたが、いろんなタイプがあることがわかり、楽しく読めました。ポーカーの勝負だけでなく、
それを巡る人間模様が素晴らしかったです。
そしてなにより、ポーカーというカードゲームが、老若男女問わずいかにアメリカ社会に溶け込んでいるのかよ
くわかります。それは日本の麻雀の比ではないでしょう。
いや、じっくり楽しませていただきました。
幽霊探偵と呪われた館 (ミステリ書店 5) (ランダムハウス講談社文庫)
夫に死に別れた子持ち書店員をヒロインにし、相談役として元私立探偵の幽霊を配するシリーズ。コージーミステリとハードボイルドを組み合わせてなかなか楽しく読めるシリーズです。
ただ、この作品では、ちょっと訳に問題があり引きました。心理学者の「カール・ジャング」って人物が出てきますが、多分Carl Jungで、「カール・ユング」というのが普通の日本語だと思います。また蒸気機関車の後につく小さな「石炭運搬車」は多分tenderで、これは「テンダ」ないしは「炭水車」といいます。内容的にはどうでもいいことではありますが、なにぶん、大学文学部の教官を含むハイソな文芸サークルが舞台なので、そこまで気を配って欲しかったと思います。
9の扉 リレー短編集
北村薫先生から始まり、辻村深月さんで終わる本作。
「リレー短編集」とはなんぞやと思いながら、この本を手に取りました。
一つの作品終了後に、その先生から「お題」が出され、
それをテーマにした作品が書かれるという手法です。
「密室」など、ひとつのテーマをもった短編集はよくありますが、
お題に沿って作品が書かれること、そして前作者の作品も読んだうえで、
次の作家さんは書き始めるという点が、画期的でした。
決して全てつながっているわけではないので、
時折繋がりが垣間見えるところが、
盗み見しているようでより面白く感じるのでは、と思いました。
ベテランの作家さんが続いた後、新人の部類に入る辻村深月さんが締めたのですが、
この作品がとてもみずみずしくかわいらしい作品で、
一冊の本としての読後感がとても良かったです。
この9人全ての作品を読んだことがある方は少ないと思うので、
それこそ”新しい扉”を開くために、オススメしたいです。