ツナミの小形而上学
タイトルがいかにも日本の東日本大震災をうけて書かれたかのように見えるが、実際にはスマトラの津波をうけて書かれたものである。
本書のメインは「悪」の問題である。
西洋においては「災厄」に対して二つの立場の対立がある。
一つはキリスト教的な発想を強く受け継いだ考え方で「災厄は神の天罰である」と見る。
もう一つは、すべての責任を人間に引きつけた上で「災厄は誰かの精神的な悪のためである」と見るものである。
しかし、実際に起きているのはそのどちらからもこぼれおちるもので、意味も理由もなくただ不条理な運命にさらされているし、そこに誰かの悪意が介在していたわけでもないものである。
筆者はそこに「システムとしての悪」を見出す。アイヒマンから津波にまたがる「悪」はそこにあるとしている。
ただし解説にもあるように、これは極めて西洋的な見方ゆえのものでもある。
日本人だと、自然災害は素直に「自然のもの」として受け止められてしまう。
「悪」の思想も、日本オリジナルに組み立て直してみる必要があるであろう。これは日本の思想家に求められている問題である。
熱闘ジャングルアイランド
昔、中古本で読んだことがあるような気がしてきました。
内容が、結構デジャブ〜な感じもするし、忘れている場面も一杯あって・・・・・・・ホントに読んだのか、初見なのかワカリマせん。
それにしても、この本に登場する20代後半の大五さんは、結構身軽な人です。
南国インドネシアの小島で、サーフィン三昧とは、うらやまし過ぎます。^^
ここでの出来事があって後、大五氏は海外旅行のフリーの添乗員になったとか。
そしてこういう海外放浪や海外旅行添乗員の「経験」が「財産」になって文筆家デビューしたのが、35歳前後。
彼の旅行経験という「ネタ」も大事ですが、彼の文章はその場の絶妙な雰囲気や会話を生き生きと再現してくれています。
TSUNAMI 津波 [DVD]
2004年12月26日に起きたスマトラ島沖大地震による大津波。
確かにニュースは見た。しかし、今、完璧に忘れていた自分があった。
「実際にその津波を実体験した者たちにしか判らない事柄が山のようにある」と同時に「その後の混乱が、いかに多くの更なる悲劇を生んだか」それがよく判った。
「お役所仕事」が、更なる混乱と悲劇を生んでいた。
「taunami」以後の様々な後ろめたい話も、BBCは、正面からきちんと描いていた。
タイ国にとって、他国から決して言われたくないであろう話・・・マスコミの立場からその背景を明らかにするという役柄を演じていたのがティム・ロスだった。
ラストの涙は、何だったのか。満足感だったのか?
彼にしては珍しい役だった。
被災病院における発災直後の看護活動 [DVD]
毎年、同じ災害訓練を行っているだけで、
スタッフのモチベーションが上がらず困っていましたが、
このDVDを活用することで視覚的な訓練を行うことができと思うし
より実践的な勉強になる内容でこれからスタッフへの災害意識を高めることを
できると思います。
北スマトラ・マンデリン コーヒー豆1kg 【東京珈琲文化館】
いつのまにかリピーターになってしまってます。
東京珈琲文化館さんの商品はこの商品以外の購入はありませんが、
以前はなくなる度に500gを何度か購入してましたが
コーヒー愛好家の自分はすぐになくなってしまうことになるため、
最近ではこちらの1kgを購入してます。
商品は、香りも味も満足。
最近ではテスター的に別の豆をちょっとだけおまけしてくれたりと、
心のこもったサービスにも魅力のひとつです。