心の傷を癒すカウンセリング366日 (講談社プラスアルファ文庫)
この本は大変優れた本です。日めくりカレンダー感覚で、毎日、心の持ち方、対人関係、仕事に対する見方、自分の感情の持ち方を教えてくれる本です。俺は昔は毎日読んで、自分自身と向き合っていました。自分自身に自信のない方は是非、買うべきだと思います。ここまで細やかに教えてくれる本が今まであったでしょうか。
恋愛で悩んでいる人ならここで学ぶアファメーション(自己肯定、自分自身を肯定すること)は大きな助けになるはずです。皆さんの人生マニュアルとして、人生の指針として、この本を一読することをお勧めいたします。
プロカウンセラーの聞く技術
聞く技術は聞き出す技術と勘違いしてしまう人もいるだろうけども、この本で語られているのはそんなことではない。語らせる方法論でもなくて、話す相手の伝えていることをより理解することができる方法。それによって、今まで聞いていたつもりで耳を閉ざしていたことが何と多いか気付きます。
自分でできる認知行動療法 うつと不安の克服法
昔から、どちらかというと悲観的で落ち込みやすいタイプなのですが
こうした性格が原因で色々と上手くいかないことが重なって
一度自分の考え方を見直してみよう、と思いこの本を手に取りました。
内容は、本のタイトル通り大変実践的。
認知行動療法のトピックごとに章立てされ、
簡単な概要と書き込み式のワークシートで構成されています。
このワークシート、私には非常に合っていたようで
どちらかと言えばこのワークシートが本の中心という印象を受けました。
初級、中級、上級…と項目ごとに徐々に読み進めて(書き進めて)いくことによって
自分の考え方を見直し、憂鬱や不安感を軽減していける、という本です。
ワークシートはまだ途中ですが
概要だけ読了してみていいなーと感じたのは
・分かりやすい!
具体例が多いので、認知行動療法をほとんど知らなかった私にもとっつきやすかったです
・語り口が親しみやすく、かつベタベタしすぎずちょうどいい距離感。
・一人でも続けやすい ↓理由は以下に
・ワークシートが日数分ついているので、一冊で療法を進められて楽
・ワークシートの記入例が豊富で分かりやすい
・日記、ゲーム感覚で取り組めて楽しい
・ワークシートの一区切り毎に、自分の不安状態を点数にして付けられるグラフがついていて、
自分の成長具合を確かめられる。これ、目に見えて成果が分かるので結構やる気出ます。
といったところ。
筆者自身も書いていますが、「続けられること」にスポットを当てて内容が工夫されています。
色々いいところを挙げましたが、そこが一番この本のいいところかも。
全体に満足していますが、ワークシートが別冊ならもっとよかったです。
このワークシート、トピックの合間合間に挿入されているのですが
別冊式なら自分が書いてきたことをまとめて通覧できて便利なのになーと思いました。
今はまだ二週間続けたところで、考え方や行動が劇的に変わった訳ではないのですが
ただ、自分が少しずついい方に変化してきていることをちょっとした時に感じます。
ワークシートをやる内、徐々に自分の考え方や感じ方のパターンが掴めてきて
ひたすら落ち込むドツボに嵌る前に、自分で「あ、またこういう考え方してるな」と
歯止めがかけられるようになった時など。
なんとなく買った本ですが、今はこれにしてよかったなと思ってます。
〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法
この本との出会いは、今でも忘れない。平成5年の4月だった。名古屋郊外の藤田保健衛生大学病院で入院しているとき、同大学生協で見つけた。入院中の僕は、「この世から置き去りにされたのではないか」という恐怖感に襲われる毎日で悶々としていたが、この本で救われたのである。今度新たに改訂版ということでさっそく買い求め、ここ数年「忘れていたこの本」をあらためて読み返し、この本にある「トリプルカラム法」を新たに実践し始めている。54歳の今、得たいの知れない怒りの感情を是非、自分でコントロールしたいと思う。この本は、人生論・哲学書でもあるが、文章は平易であり、だれでも理解できる。