ドイツの二大文化圏―ドナウの南とエルベの東<ドイツ地誌入門>
著者は東海銀行勤務時代にデュッセルドルフ支店長を務めるなど、これまでに通算して14年ドイツ滞在の経験があるという人物。岡山市の出版社から今年2010年7月10日に刊行されてひと月もたたぬうちに4人ものレビュアーがこの本を読破、全員が5つ星をつけるほど高い評価を与えています。しかも4人のうち3人はなんと偶然にも7月31日に立て続けにレビューを投稿しています。
さらにいえば、4人が4人ともこれまで他の本にレビューを書いたことがただの一度もありません。つまり普段はレビューなどわざわざ書くことのない4人の読者が、どうしても書評を書かずにはいられないほどの感銘をこの本から受けたということです。
ドイツ好きの私としては、それほど高評価を得ている本を手にしないわけにはいきません。
本書は歴史上ドイツ地方文化の重要な担い手であったバイエルン(ドナウ川の南)とプロイセン(エルベ川の東)という二つの地域を、政治・経済・文化の面から比較対照しながら見つめて行くという趣向です。
肥沃な平野をかかえ、領主が農民に土地を貸与して年貢をとりたてるなどした主従関係があり、農地の小規模化が進んだドナウの南。一方、エルベの東はそもそもスラブ系民族の支配地を東方政策によって奪い取ったところであり、王が直接支配するのではなく貴族が大きな権力をもって農奴制が敷かれたことで、農業の大規模化が進んだとか。
カトリックが主流のドナウの南。プロテスタントが支配的な、また東ドイツ時代に宗教が衰退したエルベの東。
それぞれの歴史的経緯が都市の景観にどう影響を与えたかといったところにまで著者は目をむけます。
このように大変分かりやすくドイツの二大文化圏を平易に比較してくれています。
政治文化の面で中央集権ではなく地方分権の道を長年歩んできたドイツならではの地誌比較を大変興味深く読むことができます。
ただし、です・ます調で読みやすいとはいえ、著者の筆致は大変乾いたものです。情報を淡々と、そして整然とまとめていくという姿勢を貫いているようで、文章に著者自身の個人的な評価や体験知はほとんど姿を見せません。控え目で偏りがないともいえますが、一方でどことなく学習参考書的な色合いの本になってしまっています。
14年のドイツ滞在という貴重な経験が著者にはあるのです。ドイツの知識や情報を整理することに特化せず、例えば親しいドイツ人の友人たちとの日々の交流から感じ取った地域性の違いのようなものも遠慮せずに書きこんでいれば、もっと読み物として面白いものに仕上がったのではないでしょうか。
それこそが、大学の研究者ではない筆者ならではの個性的なドイツ地誌学を生むことにつながると思います。
次の著作を期待します。
100曲クラシック=ベストが10枚3000円=
\3000でこの収録時間・収録曲目は、かなりお買い得感有り!!
自分はクラシック初心者ですが、多くの曲数を少しづつ聞くより、1つの作品をきちんと聴きたいと思っていたので、このCDを見つけた時は即買いでした!
1つだけ改良したら良いと思った点があります
CDの個別ケースが不織布とビニールで出来ている所までは良いのですが、
それぞれのケースの蓋部分に糊付けがされていて、CDの出し入れがしづらいι
糊付け無しで良かった気がします
自分は家で聴くので、そう思いましたが、持ち歩く人には便利かもです
この事を含めたとしても、本当に買って良かったと思います
美しく青きドナウ/ウィンナ・ワルツ名曲集
各社からいろいろ(クラシックの定番企画)
ウィンナ・ワルツものがリリースされていますが
このCDを一家に一枚置いていたら、それで十分!
(ワルツではないがこのCDに入ってない有名所は
喜歌劇「こうもり」序曲ぐらいだ)
このCDがあなたを「何処でもウィーン」気分に
誘ってくれます。
とにかく騙されたと思って一度聴いてみて
下さいよ。特にクラシックを普段聴かない人に
オススメです♪♪
ハリオ ドナウ N 1,000ml
友人宅で出会い、あまりの美しさに一目ぼれでした。
ガラス製なのでちょっと悩みましたが、取り扱いに気をつければ大丈夫です。
ガラス製のウォーマーとセットで使うと、キャンドルに光がゆらゆらと美しく、暑い夏なのに温かいお茶をいれたくなります。お茶の時間がゆったり優雅になりました。
ハンガリーを知るための47章 エリア・スタディーズ
ドナウの真珠、ドナウの宝石と呼ばれるハンガリーの魅力が
いっぱい詰まった本です。
ワインや観光、映画あり、スポーツやノーベル賞、激動の歴史や、
現在のEU加盟の進行状況あり、でとても満足できます。
読んで見てください。!