ライヴ・アット・ユニオン・チャペル 2003 [DVD]
昨年32年ぶり来日したProco Harum(プロコルハルム)のロンドンでのユニオンチャペルの12月行われたコンサートのDVDです。
曲目は昨年の来日コンサートに近い曲目で、あの時の感動が蘇ってきます。去年のコンサートに行くことができなかった人にも是非観ていただきたい作品です。演奏曲は昨年発売したthe Well's on fireの曲目を中心に1stから解散前の後期の作品を全21曲が入ってます。ラストの青い影は去年の川崎のクラブチッタでも歌った3番も収録されてます。
メンバーはオリジナルメンバーのゲイリー・ブルッカー(Vo.ピアノ)とマシュー・フィッシャー(オルガン)と再結成後のメンバーのジェフ・ホワイトホーン(ギター)、マーク・ブレンツキー(ドラム)、マシュー・ペッグ(ベース)です。ゲイリー・ブルッカーのインタヴューも収録されており、プロコルファンには自信を持ってお勧めできる作品です。
青い影+4
プロコル・ハルムの「青い影」は、中学生の頃、深夜放送に熱中し、海外のヒットチャートを追っていた頃の思い出の曲です。
ドーナツ盤を買って磨り減るほど聴いた曲です。40年近く経ちますが、その音楽は今も色あせません。
1967年4月に発売された「青い影」は、すぐに世界的な規模での大ヒット・ナンバーとなりました。
この曲は、バッハのカンタータ第114番の「ああ、愛しきキリストの徒よ、雄々しかれ」の主題に基づくオルガン演奏によっている、と紹介されることがありますが、モチーフは似ていませんね。
コード進行をみますと、同じくバッハの『G線上のアリア』(『管弦楽組曲第3番 ニ長調』第2曲『Air(エア)』)のほうがモチーフになっているように思います。
「青い影」のベースの下降ラインが、バッハの『G線上のアリア』のバスの旋律と同じように展開しているのはよく解かります。
バッハのオルガン曲のコード進行は、ユーミンの「ひこうき雲」や「翳りゆく部屋」にもその影響がみられます。
クラシック音楽の影響力の強さは、その後の「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」や「キング・クリムゾン」のブリティッシュ・ロックにも引き継がれていきました。
今聴いても、色あせることのない、永遠の「ロック・サウンド」です。
プロコル・ハルム ミュージックラーデン・ライブ [DVD]
あまり期待しないで購入してみたのだが、画質の良さにビックリ。
'76-'77のライヴとあり、しかもまだメジャーではないのにこんな質の良い映像があることに感謝。
H&Oのライブの中でも2度と見れない曲ばかりでかなり楽しめます。
Darylのスタイルはこの頃から殆ど変わっていませんね。
特に、#Gino the managerと#Johnny Gore and The C eatersはグルーヴ感が
バンドらしくてカッコイイ!
この頃からCharlieは一緒だったのですね。若き日のCharlieは別人のよう。
H&Oファンなら買うべし。
青い影+4(K2HD/紙ジャケット仕様)
67年発表の1st。青い影があまりにも素晴しい曲のため、かえってグループの印象が弱くなってしまっている感がある。実際にこのグループは青い影を録音した時と1stアルバムを録音した時とではメンバーが違う。思うに青い影のヒットによってアルバムの製作の話が進んだのではないか?とも勘ぐってしまうのだ。実際にアルパムを聞いてみても1.の青い影と次からの曲の雰囲気の違いは若干の違和感を感じるほどだ。もっとも彼らの本質は2.以降の曲であり、1.ほどではないにしろかなり味わい深い曲が揃っている。7.などは代表曲の一つとして押したいくらいの渋い佳曲であり、個人的には大好きな一曲だ。2nd以降は装飾多過となる彼らだが、このアルバムではシンプルにその持ち味を発揮しており、実は曲そのもので勝負した充実し過ぎるほどの佳作である。青い影が目立ちすぎるために評価されないのが残念でならない。何にしてもゲイリーの白人とは思えない渋い喉は最高で、どことなく骨董品のような気品と重量感をこの作品に与えている。
Live at the Union Chapel [Blu-ray] [Import]
日本語版が出ていないので、画質音質に期待をして購入しました。期待通りのレベルで文句なしです。そしてこの値段。国内版であれば3倍くらいの値段になっているでしょうね。おすすめです。他のライブ物もブルーレイで出ていないのでしょうか。出ていれば絶対買います。