ロング・グッバイのあとで ―ザ・タイガースでピーと呼ばれた男―
爽やかな読後感を得ることができた。
今、新たな人生のスタート地点にたっている男だからこそ書ける自伝である。
子供時代から現在に至るまでの周囲との軋轢、誤解、こだわりを率直に語り
他人を傷つけ、自分も傷ついた日々をまるごと肯定し、感謝すらできる境地
に至った著者の人生は同じように歳を重ねた私達読者の過去を振り返るきっ
かけとなる。
時に日常の楽しみや愉快なエピソードを挿入することで重くなることを回避し
最後にザ・タイガース5人のメンバーで元マネージャーを訪ねる章はあたかも
映画のワンシーンをみるように暖かく、胸を熱くする。
元ファンの我々にとっては、またあのピーに再会できた喜びを得るなにより嬉
しい一冊であり、彼を知らない若者には、沢山の困難を乗り越えてきた団塊世
代のおじさんの人生を知り自分の親父の背中をちらっとでも見直す機会になれ
ばと思う。
内田裕也 俺は最低な奴さ
裕也さんのインタビューといえば吉田豪さんのものが
有名ですが、こっちの近田春夫さんバージョンは
比較にならないくらい充実しています。
基本的に、興味本位の吉田さんと、
裕也さんを昔から敬愛してる近田さんの差が出ましたね。
決定版です。
裕也さんがいかに日本のロックを、
海外と対等に戦えるように支え続けたか。
海外ロックミュージシャンの招聘も、
裕也さんだと一味も二味もちがいます。
ニューヨーク・ドールズとフランク・ザッパ、
日本に初来日させたの裕也さんだよ!?
ローリング・ストーンズ来日に横槍を入れた、
ウドー音楽事務所とのトラブルも、
吉田豪さんの時はノーコメントだったのに、
ちゃんと詳細が語られています。
裕也さんを勘違いオヤジだと小馬鹿にしてる人に
突きつけたくなるような、熱くて痛快で笑える
インタビュー集です。
買おう!!
男はつらいよ 寅さんDVDマガジン VOL.5 2011年 3/15号 [雑誌]
1982年(昭和57年)・夏作品。渥美清は54歳。倍賞千恵子41歳。
おいちゃんは下條正巳。マドンナは田中裕子27歳。ゲストは沢田研二34。
さすがに27歳のマドンナ田中裕子と54歳の渥美清の恋愛は成立しづらい。
今回の寅さんは田中裕子と沢田研二の愛をとりもつシラノ・ド・ベルジュラックである。
「やっぱり二枚目はいいなあ。ちょっぴり妬けるぜ」
田中裕子さんは非常に妖艶。
三島由紀夫と一九七〇年
本を購入した最大の理由はDVDがついていると言う事だった。
映画「 MISHIMA 」はYOUTUBEでもみれるが画質がよくない。
映画を見始めて・・・最後まで見れるのかと思っていたが・・・
あっという間に時間過ぎていた。特に最後の三島自決直前のスピーチ・シーン
は三島本人とかぶり、背筋がゾクッとしてしまった箇所が何度かある。
これ映画を見る前に、三島のスピーチシーンをYOUTUBEで見てからご覧いただきたい。
三島の細かな仕草の演技も素晴らしい。豪華共演者たちには驚かされた。
これが本についてきたとは・・・ありがたい。本当にありがたい価格である。
The Golden Oldies
1曲目の出だしから鳥肌でした。久しぶりに、カバーも良いなぁーと
思いました。
最近、高音の歌い手が多いので、福山さんの低音がとても心地良いです。
もっと曲数が多くてもいい位、2枚組でも良かったのに・・
ぜひ聴いて下さい。