Sori Yanagi a designer―日本が誇るプロダクトデザイナー、柳宗理に会いませんか? (Magazine House mook)
デザインの分野で、世界的な水準で高度な仕事を続けてきた柳宗理への最良の入門書。
特にビジュアル面が充実しており、バタフライ・スツールをはじめ、東名高速の防音壁からカラトリーに至る、代表的な仕事が網羅され紹介されている。
また本人へのインタビューも実に興味深い内容となっている。「健全でない社会は不健全なゴミばかりを生み出している。日本に、もし、健全なデザインが少ないとしたら、やっぱり社会が健全でないということなんだろうな」といった辛辣な発言も、この人から発せられると説得力が違う。
この内容でこの価格は安い。この本で入門して、平凡社からの『柳宗理エッセイ』に進むというのが良いと思います。
手相術 自分の運命が一瞬でわかる―怖いくらい当たる・みるみる開運・決定版 (王様文庫)
いろいろ手相の本がありますが、
この本は当るし、分かり易いです。
私には趣味が仕事になる線がありました。
その線の通り私は今占い師として
趣味が高じて仕事になってます^^
プロもお勧めの本です^^
最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか
簡単な読み物と甘く見たら、いろいろ責められ中。
現場のうっかりや怠慢ではなく、巨大な事故はそのシステムの設計段階で無理が
ビルトインされていること、緊張が走りあちこちで警報が鳴り響く中で現場の
オペレーターが「何が起こっているのか」を判断するには無理があること、多くの
ギリギリで回避された事故では、対処する人間と判断する人間と責任を取る人間が、
きっちり機能で分けられていたこと、などなど、とても示唆深い内容が、ドキュメント
仕立てで説得力を持って語られます。
自分の日々の業務も、あだやおろそかにしちゃいけませんなぁと(当たり前だが)深く
自戒しましたよ。
一人一人が、あたりまえのように会社で(自分的には生活を維持するために)普通に
与えられた業務をこなしていくことが現代社会を維持しているのだなと、直接そうは
語られなくとも、強く説得され中です。
あと、技術は、その技術を可能にした(科学)理論よりも、現場で運用するなかで蓄積
された実績の中から発展していくんだね、ということも強く実感中。
技術(システム)は、科学(システム)とは、もしかして機能的に分化しているのかも。