そこに、あなたが・・・
CW曲「ビール」が中々の名曲である(勿論マシンガンズ的な意味で)。
珍しくNoisyがメインボーカルを取っているこの曲からは、
例によって大マジメにバカを演ずる彼らの心意気が感じられる。
疾走感たっぷりで、普通に格好良い。
ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)
雑誌コーラスで連載中の「ママはテンパリスト」!おもしろいです!ある意味、この「ママは〜」と 「プライド」を見たくて雑誌を毎月購入してます。いつ出るのかなぁ〜と心待ちにしてました。やっと単行本化で嬉しい限りです!
STACY [DVD]
わかり易いタイトルを付けるとすればこうなるか。
この映画は、女子高生解体シーンがやたらでてくるグロ系ゾンビ映画の
お約束をほぼ抑えている一方、
特撮、三柴氏の美しいピアノソロとともに天使のように美しく描かれる
加藤夏希演じる女子高生と、大林宣彦映画の常連尾美としのり演じる
中年人形師の完全純愛という二重構造をもっている。
作りはちゃちいが、やたらとグロイ女子高生ゾンビの破壊シーンと、
大林宣彦映画を見るかのような恋愛シーンが交互で入れ替わったりする。
このアンバランスなギャップこそがこの映画の特色で、
イロモノと呼ばれるゾンビ映画の中でもイロモノだなと感じるところ。
海外では、たいていは過去のゾンビのオマージュにとどまっているかせ
いぜいゾンビを走らせてパニックホラーとしてゾンビの特性を失わせる
だけなのに対して
こういう捻ったゾンビ映画は日本でしかつくれないだろうし本当にすごいと
思う。
この映画における加藤夏希の美少女性もすごくよかったし、ドリュー再殺部隊
の三人や、筒井康隆のマッドサイエンスとぶりもよかったのですが
クライマックスにおける、名もなき女子高生ゾンビたちのゾンビダンスの熱演と
ワラワラ感はゾンビ映画としてもなかなか迫力あるものでこれを見るだけでも
価値がある。
私たちは繁殖している(9)(ぶんか社コミックス)
内田春菊の子育て実録エッセイ漫画に何を期待しているのか、自分でも謎なのですが、読んだ感想は、“なんか普通”^^;
多分、今までのシリーズの中で、一番普通の日常が描かれております。
生活が落ち着いて、なによりなんですが、それが物足りない気がしてしまう...
9巻まで読んで来ている人達(と内田春菊の作品を読もうと思う人の多く)は、彼女の壮絶な少女時代、繰り返される結婚と父親不詳の出産と泥沼の離婚、それにまつわる彼女の怨嗟と自虐の入り混じった言動が垂れ流しになった本を読んできたわけです。
そして、9巻に至って、ついに安定してしまった彼女のエッセイは、なんかヌルイというか...
そう!普通過ぎて、なんだか気が抜けてしまうのです。
このシリーズが、電子ちゃん的健全子育て方向へ行くのか、それとも再び、このウラミ描かずにおくべきか的メラメラ路線に戻っていくのか、9巻は彼女の人生のターニングポイントという気がします。明日はどっちなんでしょう?
そして、読者はどっちを期待しているのでしょう(明白w)