画像で見るアイドル放送事故 (コアムックシリーズ 436)
テレビのバラエティ番組やドラマ等で、アイドルやアナウンサー、女優などが偶然披露したさまざまなセクシーショットを大特集した一冊。書籍タイトルでは「放送事故」を謳っているが、実際は番組中の胸チラやパンチラなど、本人の意図せぬ(予期せぬ)ハプニング系のお宝セクシーショットを中心に掲載している。被写体ごとに「女優編」「タレント編」「ミュージシャン編」「モデル編」「熟女編」「スポーツ編」「女子アナ編」と分類し、各ジャンルのアイドル等の写真を多数掲載するという構成になっている。グラビアアイドルやセクシータレント系はもちろん、普段セクシーショット特集系の企画ではあまり登場しないようなアイドル等も多数登場し、「意外な人が思わぬナイスバディを隠し持っていた」という驚きや発見も多く、そういう意味でも存分に楽しめる。他にも「伝説のエロ番組」「トップ女優たちの名場面集」「放送事故ギリギリ事件簿」などの企画もあり、90年代のセクシー系バラエティや懐かしのドラマなどのレアな記事(写真)も充実している。基本的に長文の記事はなくシンプルなキャプションのみで、ひたすらセクシー写真を次から次へと見せていくという構成もかなりポイントが高い。全体を通してセクシー度・充実度は非常に高く、セクシーかつレアな写真満載で、セクシーショット好きなら大満足の内容となっている。永久保存版の一冊。
日本建替論 〔100兆円の余剰資金を動員せよ!〕
現在の日本経済はデフレである。なぜ日本がデフレに陥ったまま長い間、脱出できないのか、どういった策を講じれば日本がデフレから脱出できるのかわかりやすく語られている。復興構想会議も官僚も日銀関係者も、日本経済の現状認識からして、まったくなっていないことが鼎談を通じて明らかになっている。
復興構想会議も経済素人の安住財務大臣も官僚にいいようにコントロールされているという意見が出ている。田中秀臣の知り合いの高級官僚は自分たちの権限を増やせるという理由で、東日本大震災の発生を喜んだという。さらには物価の安定と金融システムの安定に責任を負っているはずの日銀総裁がハイパーインフレーションの可能性を発言している。官僚や日銀の人間にとっては国民、特に被災者の姿が視野に入っていないのだろう。そんなふうに解釈したくなってくる。デフレ不況下の日本国民にとっては雇用こそが最重要の関心事であるはずだが、日銀の関係者は国民の雇用にはさして関心を払っていないのかもしれない。
田中秀臣は、今は国民全体に広く恩恵が行き渡る金融政策を実施するのが望ましいと言っている。金融政策は裁量権の点で政治家や官僚にとってはあまり特にならないと指摘している。田中秀臣は金融政策を重要だと考えている。ただ被災者救済のためには原田泰が言うように財政政策で被災者に給付金を出すのも有効だと言っている。
日本は20年間、名目GDPの成長率がほぼ0であるとの指摘がされている。デフレに慣れてしまっている日本人も増えているかもしれませんが異常事態ですね。今の若い人たちはバブル時代を通過した世代とは明らかに違う感覚を持っていると観察されている。
TPPについては現時点では重要な課題ではない。そもそも日本は貿易については以前から開国同然だったという指摘も出されている。TPPは大げさに捉える必要もないし、緊急性もない。
「テイラー溝口介入の実像」の部分では、日銀は量的緩和を実施するべきだと主張していた中原伸夫、岩田規久男の名前が挙げられている。為替介入は金融緩和を伴わないと効果がない。しかし日銀は金融緩和を十分に実施せずデフレ脱出はならなかった。
田中秀臣は、実は社会資本整備審議会の委員であり御用学者だという。現在、日本は少子高齢化を理由に社会資本の整備予算を削減されているという。道路など公共投資の話題にも少し触れられている。
脱線してしまいますが、私は、日本の公共投資はちぐはぐだと考えています。日本の道路の実延長は合計で120万kmですが、車道幅5.5m以上の道路の延長は33万3574kmしかないのです。(2009年4月1日現在『日本国勢図会2011』(p405)より)日本は欧州等とは異なり馬車使用の歴史が浅く短いので、車道幅の広い道路を十分開発しないまま現在に至っている。そして、そういう道路計画のちぐはぐさに気がついている日本人はあまりいないようだ。それから日本国内の学校の校舎の数は小学校22000、中学校10815(2010年5月1日現在『データで見る県勢2012』(p322))ですが現在、日本国内の単年度(一学年)あたりの子どもの数は110万人から120万人程度ですので小学校、中学校ともに校舎の数が現在では過剰になってしまっている。だから今後は小中学校については校舎の削減が必要になってくる。今後の日本は、公共施設の削減なり、公共施設を他の目的に転用するような開発が必要になるでしょうね。日本は大型公共工事主導の開発の時代がもう終っている。
逸れたので元に戻す。
『日本建替論』には田中秀臣の論文も収められている。1923年の関東大震災発生後からしばらくの間(主に1923年9月1日から25年中ごろまで)の日本経済の置かれた状況と当時の経済学者や言論人の言説の検証である。当時の日本にはデフレ誘導的な清算主義者とリフレーション政策の必要性を説いたリフレ主義者が存在していた。清算主義者が当時の主流でありリフレ主義者は少数派であった。石橋湛山は朝鮮半島、台湾島等の当時の植民地の放棄をも主張し通貨膨張政策(低位インフレーション政策)を説いた。現代日本でも似たような構図が出現している。福田徳三を論じた箇所も興味深い。福田徳三は関東大震災の被害を単に有体物の損失とは解釈しなかった。福田徳三は人命が喪失したことと罹災者が失業したことを損失と捉えた。さらに福田徳三は罹災者に粗末な避難住居があてがわれたことをも問題視していた。そして震災発生後に失業者の詳細な調査を実施し、失業者の総数を念頭に置いた復興策が必要であると政府に要求した。私には福田徳三に関係する知識がないのでくわしくはわかりませんが、福田徳三は東京市民の実質的な市民権の行使が可能になることが復興の実現と捉えていたのかもしれない。
現代世界を斬る!ジャーナリスティックな地図―世界・日本
「ジャーナリスティックな地図」と聞くとむずかしい本を想像してしまいますが、実は写真や図などイメージがたくさんあって、とにかくわかりやすくて面白い!話題も、堅いものからやわらかいものまで様々。じっくり読んでも、気楽に眺めていても飽きない一冊です。
池上彰の戦争を考える~戦争はなぜ始まりどう終わるのか~ [DVD]
さすが、池上さんの解説!
毎年この時期にテレビで戦争の特集をしているが、“辛い”“悲しい”などのから繰り返してはいけない悲劇【戦争】を取り上げているが、なぜ起こるのか?一般の人たちが巻き込まれるのか、冷静に物事を考えることが出来る内容だった。学校などで今の子供たち、20代30代の人たちも見て考えて欲しいと思う。実際、池上さんがボスニアに行き、そこでの惨状を紹介するが、もし、これが日本で起きたらと考えるとゾっとする。本当の平和の為に日本人も真剣に考えなければならないと痛感。とても判りやすい内容なのでシリーズにして欲しい。
タイヨウのうた プレミアム・エディション [DVD]
難病を抱える少女と、純粋な男子高校生のラブストーリーです。
重いテーマを爽やかに撮りきったなぁ、と感じました。
主演二人の魅力もさることながら、脇を固める役者の皆さんが良い味出しています。
みんなが前向きです。
タイヨウの光を浴びる事が出来ない彼女は浜辺で言います。
「私は生きたいんだ」と。
誰よりも辛い立場であるはずの彼女の言葉は勇気を与えてくれます。
たくさんの人に見ていただきたい秀作だと思います。
ちなみに監督はこれが初監督作品だとか。
僕が購入した時は、YUI扮する雨音薫が身に着けていたピック・ネックレスが付いていました。
可愛くてお勧めです。