「.hack//Roots」O.S.T.
ALIPROJECTは大好きでしたが、「.hack//Roots」O.T.Sの曲でもっと好きになりました。
この作品の中で一番好きな曲は、「in the word」です。前作の梶浦さんの曲もよかったけれど、今回のもまた、いいです。「.hack//」シリーズのサントラにはずれはあまりないです。ぜひ、聞いて欲しいです。
ファイナルファンタジーX-2 アルティマニアΩ
X-2ってこんなに奥が深かったんだ、って思った。
マニアックな内容が多いのでX-2をもっと知りたい人にはオススメ。
僕は興味本位で買ったのだが結構楽しめた。
攻略目的に使うのならば敵データの部分ぐらいしかない。
やりこみプレイは面白おかしく書かれているので読むだけでも楽しめる。
エリア別解説は前作とリンクしていて前作を知っている人は懐かしいと思う。
声優インタビューはとてもおもしろかった。
興味本位で読んでみるのもいい。
モーツァルト!
ネトレプコ(S)、ガランチャ(MS)、ターフェル(Br)、パーペ(B) 他、現在、舞台で活躍中のスター歌手達によるモーツァルトのオペラ・アリア集。彼らの瑞々しい旬の歌声がたっぷりと楽しめます。選曲も幅広く、それぞれの歌手の持ち味がよく出ていて、アリア集としては水準以上の出来映えだと思います。フレッシュな歌声により、お馴染みの曲も新鮮に聞こえて、心地よいひとときを過ごせます。
最近は、ネトレプコやパーペのように、男女ともに容姿端麗で、実力を兼ね備えた歌手が多く出てきて、彼らの今後の活躍がとても楽しみです。歌詞対訳と歌手の写真を含む解説書付き。
獣の奏者 I 闘蛇編
読み終えてから一週間経ったけれど、この作品の素晴らしさ、面白さをどう言葉にしたらいいのか、いまだに考えあぐねています。どんなに言葉を尽くしても、このファンタジーの凄さを伝えきれないような、そんな気がしてならないからです。読んでいる間もそうでしたが、読み終えてからますます、この物語には、もうかなわないなあという思いが強くなるばかりです。でも、本作品の素晴らしさを何とか自分なりに、簡単にでも言葉にして伝えたい気持ちもあって、こうして書いている次第です。
今振り返ってみて、とても鮮やかに、上手く描き出されていたなあと思うのは、主人公の少女エリンと王獣リランの距離感が変化していくところ、殊にエリンが、自分とリランとの間にどうしても越えることの出来ない、越えてしまってはまずい一線を発見して慄(おのの)くところ、そこでした。そして、その「越えてしまってはまずい一線」いうのが、王国に昔から伝わる「王獣規範」の隠された意図と実はつながっているらしいという話の構図、設定が、もう本当に上手いなあと。エリンにはどうしても納得できない、この「王獣規範」の真の意図が明らかになった時、王国建国の歴史の謎が、するするっとほどけていくのですね。ここで私はもう、「うわーっ、参りました」てな、脱帽、戦慄、感嘆の思いに駆られるしかありませんでした。
本作品の素晴らしさについては、北上次郎氏が、『小説新潮 2008年9月号』の中、「ファンタジー嫌いにすすめるファンタジー」で取り上げ、語っておられます。そのおすすめの文章を目にして、この物語と出くわしたようなわけで・・・。読んでいる間はもう、時間の経つのを全く忘れて読みふけった至福の数時間でした。心の片隅にいつまでも残るだろう、問答無用でわくわく、はらはらさせられたファンタジーです!