医者が末期がん患者になってわかったこと (中経の文庫)
この本は,何度読んでも物凄いと思う。
実は私は,この本を中経出版から出た単行本の状態で持っているが,脳外科医が脳腫瘍,それも最悪のグリオーマになって,それから得た経験を見事に綴っているからである。
恐らく著者の岩田隆信さんは,まさか自分の専門とするグリオーマになろうとは,元気な時には夢にも思わなかったと思う。でもそれを受け止めて,今自分に出来ることは何か考え,それでこの本を書いたのである。
実際に読み返してみると,医者と患者の両方を経験したことからこそ分かる脳腫瘍の治療の問題点と,家族への思いが切々と綴られていたので,価値の高い作品となっている。
残念ながら,著者の岩田隆信さんはこの本が出たその年に亡くなってしまったが,この本は家族への思いと,これからの日本の医療について大きな提言が含まれている。
私は,この本が末永く読み継がれて欲しいと思う。
患者と読む,患者に話す脳腫瘍Q&A 135―脳腫瘍と闘うために,すべてがわかる
患者様や実際に脳腫瘍患者と接している看護師、CRC等のパラメディカル向けに書かれた本であるが、脳腫瘍をこれから学ぼうとしている医師の入門書にもなる。なにより取り上げられている話題が今日的であり、実際の脳腫瘍治療の現場に身を置くものにとって、自分が毎日疑問に思っていたこと、よく質問を受ける項目が平易に丁寧に回答されている。健康食品と治療との関係、神経膠腫に対する新規抗腫瘍薬テモゾロマイド使用の実際の注意点、脳腫瘍患者の終末期の経過、告知の実際、放射線科医と脳外科医どちらが自分の主治医?、治療と性生活・妊孕性の関係など明快かつ簡潔に記されている。
脳腫瘍への挑戦
40ページそこそこの本だから、朝の散歩[30分]をしながら、読み終えることができる。脳腫瘍患者向けに書かれた内容なので、おおざっぱな知識は得られるが、分子レベルで、それぞれの脳腫瘍が一体どのようなメカニズムで発生するかについては、ほとんど触れられていない。著者は脳外科出身だが、免疫療法にも関心があるようだ。
面白いと思ったのは、脳と免疫との関係を物語る動物[ラット]実験である。動物に砂糖水を飲ませると喜ぶが、抗癌剤も同時に注射すると、砂糖水が嫌いになる動物ができる。これは“パブロフの条件反射”という現象によるものだと理解する。
さて、抗癌剤だけを注射した動物は、免疫力が低下するため、肺炎で死んでしまう。ところが、上述の(条件反射で砂糖水が嫌いになった)動物は、砂糖水だけを飲ませ続けても死んでしまうそうだ。言い換えれば、この哀れな動物は、砂糖水を(免疫能を低下させる)抗癌剤と勘違いして、肺炎で死ぬ。
逆に,免疫力を高めるプロポリスのようなものと砂糖水を同時に飲ませると、脳腫瘍患者は条件反射の結果、砂糖水だけでも免疫能を高め、いわゆる“プラシーボ”効果で、癌を治療しうる可能性が示唆される。安上がりだから、一度実験してみる価値があると思う。我々の臨床実験から、プロポリスだけで、癌や脳腫瘍は治療しうる。砂糖水だけで治療できれば、もちろん“革命的”である。。。
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ぶれいん・あたっく―手術させていただきます
脳卒中全国一の県から豊富な体験を通し、不安から安心にかえる説得力のある内容。京都から秋田に来て24年の著者が自らの人間関係を駆使し
秋田をワーストワンから救ったのです。こんな病院に入院したらもう安心と思える患者の心理が判ります。