婿殿女難-算盤侍影御用(6) (双葉文庫)
なんじゃぁ?こりゃぁ・・・って感じのお話です
馬鹿馬鹿しい話で笑いしか出ませんが
でも、読後の気分は悪くはなかったので★3つです
主人公「笠井半蔵」は女房「佐和」と仲睦まじく外出をしていたところ
佐和と幼馴染の大奥中廊「千香」が偶然にも二人の仲を駕籠から見つけ
なにやら昔美貌を張りあった娘時代を思い出し佐和に嫉妬する
たまたま偶然にも?千香が昔言い寄られて困惑していた
旗本「木島泰之進」に乱暴にも攫われそうになるところを
「笠井半蔵」に助けられて、好意を持つところから物語が始まります。
まぁなにやら都合のよい展開に笑えるのですが・・・
千香は職権でなんとか半蔵を宿下がりのおりの警護役につけて色仕掛けで
佐和との仲を不仲にしようと計画を立てます・・・
「鳥居曜蔵」に画策するのですが、これを逆手にとって深謀遠慮
大奥の刷新を目論む「水野忠邦」の政策を実行しようとこれを利用する
ことを思いつくのでした。
と、こんな展開に大奥と鳥居とお仲間が右往左往して
主人公の半蔵は奉行から影御用命令されいやいや巻き込まれてしまいます。(笑)
最後は結局千香さん普通の女性になって市井の中で伸び伸びと生きていくのでした。
チャンチャン・・・・はくしゅ
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スターの裏舞台モノというのは多い。眼鏡をかけたブス女の子がメガネを外すと美少女に変身する(男性バージョンもあり)というあのありがちな変身願望に基づいているんだろうけど、そのギャップだでかければでかいほど、見るもののカタルシスはでかい。
この桜庭裕一郎とさくらの夫の二役の演技は、長瀬智也はすっごくはまっていた。あのギャップは、見事だと思った。演技力があるというわけでもない感じだが、よほど脚本がよかったのだろう。。
なによりも、ほんわかな長瀬君とさくら(竹内結子)のほのぼのバカップルぶりは、なんかあったかすぎて感動した。一つ屋根の下とかくっさい(笑)ほのぼの家族愛を見たい人には、最高かも。
にしても、この作品の竹内結子は、かっわいかったなー。若奥さまぶりが、まじで板についてた。桜井亜美の『イノセントワールド』でデビューした時の、クールな役からはすっごくかわったなぁ、と感心した。
R.シュトラウス:ばらの騎士
確かに、この録音を聴けば、エーリッヒ・クラーバーが《ばらの騎士》を得意としたことはよく分かる。全曲を通して速いテンポ、音楽によどみがなく、ウィーン・フィルの表情は豊か。《ばらの騎士》のサウンドとしては申し分ない。この録音が発表された当時、多くのオペラ・ファンが驚喜したことだろう。しかし、ドラマに不可欠な心理描写は、まったくといっていいほど無い。第1幕のマルシャリンは、オックス登場前と後では心理状態が変わるのは何故かを、またオクタヴィアンは第2幕の冒頭、ゾフィーに一目惚れする瞬間、何を感じたのかを、またさらにゾフィーは、オクタヴィアンがマルシャリンの愛人であったことを受け入れなければならないが、その試練をば、エーリッヒ・クライバーの《ばらの騎士》には聴くことはできなかった。まるで長大な交響詩を聴いている感じがする。そして、歌手たちはそれを盛り上げるためだけに歌っているように聞こえる。ただ、第三幕の三重唱・二重唱は美しかった。1954年、DECCAの歴史的録音。