変愛小説集
最高です。大人の純な恋心を呼び起こしてくれる。そんな物語です。
読んでいるうちに、ファンタジーという名の奇妙な世界にグイグイ引き込まれてしまいます。
文字を読んでいるのに生々しい映像が浮かんでしまう。
ひゃぁ〜これって、と読んでる途中「ふっ」と我に返りつつ、
でももその世界から逃げ出すのがイヤになる。引き込まれっぱなしの連続です。
とにかく、読んでみてください。
わたしは「まる呑み」が好きだな。
わたしも、愛する誰かを呑み込みたいです。
ホルスト:惑星
オペラシティで聴きました。これだけ躍動感あふれ、調和し、そして心に響く演奏は初めてです。金管、木管とも破綻なく、しかし、大胆に攻めています。演奏中、大ジャンプを見せる佐渡裕に、やはりこの演目を得意とするN響が、その実力をいかんなく発揮して応えています。
この演奏会のもう一つのポイントは、最終曲、海王星の合唱です。通常、女声合唱団で演奏されるこの曲は、今回は、歴史ある東京少年少女合唱隊により演奏されました。通常の女声より、はるかに透き通った声が、より神秘性を醸し出していました。
通常、舞台奥、もしくは袖で合唱が行われるのに対し、今回は、二階席下手側廊下での演奏となり、一階席ではまさに、天使の声が天上から降り立つ雰囲気となりました。惜しむらくは、その声はかなり小さく、しかし、客席全体は固唾をのんでいきました。これがCDでどのように変化しているかは楽しみです。
演奏終了後、最後の音が消えてもなお、観客はつばを飲み込む事もはばかられ、信じられないほど長い静粛の後、熱狂的な拍手が会場を覆いました。客席は笑顔に包まれ、演奏家たちも誇りと達成感を表していました。
帰り道、見知らぬ人に「素晴らしかったですね」と声を思わずかけてしまいました。すると「本当に、涙が出ました」と応えてくれました。こんな素晴らしい演奏は、カーネギーでも聴けなかった。
発売が本当に楽しみです。これはベストオブベストと思います。その瞬間に立ち会えたことを本当に幸運に思います。
ホルスト:惑星(冥王星付き)
ラトル、ベルリンフィルのコンビによる惑星ということで期待して聴いたがあてが外れた。火星での重々しい重低音、木星での華麗なオーケストレーション、天王星での悪魔的雰囲気等、この演奏からは残念ながら感じられなかった。オケがベルリンフィルなのでもちろんそれなりの水準の演奏にはなっているのだが、迫力不足。あるいは録音のせいかもしれない。
どうもEMIの録音は悪い。このディスクもオケに薄いベールがかかったような録音で惑星のもつ
ダイナミックなオーケストレーションが感じられなかった。録音がよかったらもう少し評価できたと思う。
ホルスト:惑星
若いときのカラヤンが指揮した、ウィーンの惑星は全然ダメでした。
演奏があまりにも速すぎて、全く曲の雰囲気が出ていない。
若さゆえの、はしゃぎすぎた演奏でした。
ところが、このベルリンのカラヤンには、そんなところが一切感じられない。
円熟した指揮は、本当にあのウィーンのと同一人物か?と思うほど。
同じ人間でも、こんなに違うんですね。びっくりしました。
惑星はいろいろ聴いてきましたが、今のところ、これが最高です。
科学キャラクター図鑑 天文学―きらめく世界
キャラクターが可愛くて、説明も子供の気を引く内容だと思う。但し、
惑星や銀河の実写が一枚もないのが非常に残念。
恐らくこのシリーズの特徴で、堅くならず、子供が入りやすい工夫かもしれないが、子供は案外本物好き。特に宇宙に関しては、写真の美しさに惹かれて思いを馳せるのでは??
そして、自転、公転の説明、月の満ち欠けの説明等の基本的な解説が一切無い。
”赤方偏移”や”オールトの雲”等、正直初めて聞くものもあり、勉強にはなる。
うちの小学1年生の息子は、三日月、満月にとても興味があるので、別の書籍を探すとしよう。