クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2007 [DVD]
Johnny Winterに触れてるレヴューが多いが、いちジョニー・ファンの私としても確かに目頭が熱くなる。’93年のBob Dylanの30周年記念ライヴでもやはりド迫力の"Highway61〜"を演奏して、バックミュージシャンのド肝を抜いていたが、今回はスローテンポのアレンジ。声に拳がなくなり、ギターも大人しくなったが、貫禄は充分!
Robert Randolfは、あのWoodstockのSly and Family Stoneを彷彿とさせる圧倒的な盛り上がり方!
めっけもんだったのが、初っぱなのSonny Landreth。いいスライド聴かせます。
B.B.KingのClaptonへの讃辞は、そんなに大したこと言ってないんだけど(笑)感動する。
大好きなDerek TrucksがDoyle Brumhall II と、終盤は出ずっぱりなのが良かった。
ただ、Steve Winwoodの収録曲がやたらと多いのが非常に気になる。他で盛り上がったのに、彼が出てきたところで急にトーンダウンしてしまった気がするのは私だけか? 彼がソロを取る"Dear Mr.Fantasy"は、退屈で思わず飛ばしてしまった。
シカゴ・ブルースの伝説 [DVD]
最近、ブルースも見直されて、若い人も聴くようになったようです。
それなら、これを見て下さい。聴いて下さい。その後の、ロックもジャズも、ここに原点があります。
「ジミ・ヘンドリックスのあのフレーズも、マディ・ウオーターズのフレーズさ」とバディ・ガイが話します。ウッドストックで聞けるジミの即興演奏の基本もこんなところにあったのです。
ひとりひとりの解説をする余裕はありませんが、もう一人だけ言わせてください。Sonny Boy Williamson です。マウス・ハープ(ハーモニカ)の名手です。彼こそマウス・ハープの名人です。「空前絶後」とは彼のことでしょう。ハーモニカをまるで自分の指の一部のように操るのです。
ブルースは永遠です!