「海猿」から「BRAVE HEARTS 海猿」まで~2003→2012シリーズ10年の軌跡~ (NIKKO MOOK)
もう本当に宝物です。
映画館で見つけ購入を迷い帰宅。
諦めきれずにアマゾンで注文。
ちなみに映画は二回観て来ました。
予想していた内容より良くて、海猿ファンの私としては集大成のようなこの本に大満足です。
坂本真綾 15周年記念ベストアルバム everywhere(初回限定盤)(DVD付)
このアルバムを心待ちにしていた。到着後さっそくCDプレーヤにセット。
「マメシバ」を聴いていて何かがおかしいと感じ、
「約束はいらない」をアルバム「ハチポチ」Single Collection Hotchpotch (ハチポチ)バージョンと聴き比べてみた。
決定的に異なっていたのは「音楽」の聴かせ方。
「ハチポチ」版ではリズムのアクセントがきちんと表現されているので、
音楽に躍動感が出てきており、「約束はいらない」を通して聴くと、
この楽曲にはスケールの大きな力がある事を感じる様になる。
ところが、このアルバムの「約束はいらない」ではリズムのアクセントが
目立たない様になっているので、躍動感がなくなってしまい。
通して聴いても、さらりと終わってしまい、この曲一つでは「楽しくない」。
聞き比べてみたのは、「ハチポチ」と「Lucy」Lucy(ルーシー)に入っている曲だが
ほぼ同じ傾向な音作りとなっている。
「Lucy」の「紅茶」は逆に、このアルバムの様の方が強調感がなく、
ふんわりと包み込む様に流れてくるので、このアルバムの表現の方が好みだ。
SHM-CDの特性を前面に出すために、音楽の持つ躍動感を若干スポイルしたのかと最初は思っていたが、
通して聴くと、
このアルバムとしての楽曲の表現を意図的に「統一」しているのだろうとの解釈になった。
ロードス島戦記 ― 英雄騎士伝 ― オープニング・テーマ 奇跡の海
坂本真綾さんの3枚目のシングル。民俗音楽的なリズムパターンを土台にした菅野よう子さんの広大無辺な音空間に、音吐朗々とした
真綾さんの歌声がどこまでも響きます。悲恋・逆境、そこからの逆転を描いた詩の世界が実にロマンを感じさせて壮大な曲と調和する。
それにしても、菅野さんと真綾さんのコンビは中枢部分が繋がっていると言っていいほど絶妙だ。トリと卵。絶品。
奇跡の海 [DVD]
絶望と信仰とが同時進行するような作品で、ヨーロッパ特有の曇天の景色がさらに暗い気持ちにさせるのですが、救いは音楽でしょうか。
これでもか、というほど70年代王道の名曲が訴えてくるものがあります。それらは、まったくストーリーとは別のところで、なんというか、曲のもたらすノスタルジーと、主人公の無垢であることがスムースに重なり合って心に響いてくる感じです。
しばらくたってから、もう一度観てみようと思える作品ではあります。
奇跡の海 プレミアム・エディション [DVD]
奇跡の海はハリウッド映画などからは遠く離れ、内面的考察、人物それぞれの精神からこれ以上に無く深く描かれたカンヌ・フィルムである。主人公ベスの強烈な魂をその強さでいながら生々しいほどリアルで客観的に撮っている。ストーリーはトリアー監督独特の現実から一歩離れた世界観が印象深い。彼が訴える対象は常に人間個人の利害を要しない情そのものなのであろう。印象的な音楽の挿入、撮影方法、それらにも映画内容に匹敵する個性を感じる。