サモンナイト
1・2・3・4の中で私はこれが一番好きです。私は3から入ったのですが、クリアできずに挫折。でも甘いだけではなく暗いストーリーは魅力的で、一番古い1なら簡単ではないかと1を購入しました。結果は大当たり!シュミレーションは苦手なので最初は苦労しましたが、何とかレベルをあげまくった所、ラスボスはレベル50二人でクリアできました!2・3・4から入った人はシステムやストーリー量に難があると言いますが、2・3・4よりも前に作られたもの、比べて技術が拙い事は当たり前。シリーズ物の初作が次作よりも作り込みに欠けている事も普通の事だと思います。ゲーム技術はどんどん進化しているのですから、古い物と新しい物、比べる事自体が間違いではないでしょうか。2はともかく3以降は機種からして進化しているわけですし。やりこみだけを期待する人にはオススメできませんが、戦闘よりもストーリーを重視する人にはオススメです。全体的な暗さは2・3の方が上で、主人公もいわゆるお人好しですが、味方でないとはいえ、愛着のついた人物のやるせない死があります。救えるエンドがあれば良かったのに……。
仲間というより、家族の絆を味わえる物語です。帰る場所だけでなく、帰る家もある事は素敵ですね。
サモンナイト3
まったく最高のリメイクでした。
このPSP版には新規にスキルポイントを溜めてスキルを取得するという概念が導入されていますが、
そのおかげかキャラクターの成長はPS2版をそれなりにやりこんでいた自分(本編7周ほど)も驚くほど、自由度を獲得しています。
成長クラスも新規のものが多数導入され、レベルドレイン実装もあいまってより偏らせた育成が可能となっております。
新規クラスには中々ユニークな名前のクラスもあり、自分は一部キャラでちょっとニヤニヤしてしまいました。ミスミさまの前衛ルートとか(ぁ
なにより、レベルドレイン実装でシナリオ中盤で仲間になるレベルの高いキャラをレベル1から育てなおせると言うのが、かなりの利点ではないでしょうか。
なぜかと言えば、PS2版では折角仲間になっても高レベルでの加入のせいでパラメータボーナスが無駄な所に振ってあり、
結局使い所を見つけられず使わないキャラが何人か居たので。
またレベルドレインされたキャラクターの経験値は7割が還元されるので、育てなおす度に大量に戦闘をこなす必要は余程ありません。
新規クラス追加の為かレベルドレイン実装の為か一部キャラクターのクラスがPS2版とは違ってたりするので、違いを探してみるのも面白いでしょう。
クラスアップはサモンナイト4よろしくの選択制なのでMAT育てつつ前衛向けクラスにつくというような事もできます。
これらの要素によりPS2版で特殊クラスのタフガイになろうとすると、どうしても中途半端なキャラになってしまうヤッファや、槍持ちを活かして前衛にしようとしても火力不足に陥っていたミスミ、クノンが前衛として一線級の能力を手に入れたり出来ます。
PS2版では固有の攻撃系のスキル持ちと言えば、カイルやソノラ、アズリアにキュウマくらいでしたが、
今回は前中衛を担える殆どのキャラクターに固有の攻撃技が追加されております。カイル、ソノラには更に追加。
また、一度取得したスキルはレベルドレインしても取得したままになるので、
あっちのクラスで勇猛果敢をとり、こっちのクラスでダブルアタックをとり、なんてことも出来ます。
この恩恵を強く受けているのがファルゼンです。
彼は取得スキルの特性上、PS2版とは段違いに強力なユニットとなっています。
また今作では一度クリアしたブレイブバトルに再チャレンジということもできるので、
PS2版と比べてブレイブクリアコンプリート自体はかなりヌルヌルです。レベルドレインして強い装備とスキルを持って再チャレンジできるので。
特にスキル持ち越しのある2周目以降はさらにヌルヌル。
PS2版と違って全ての条件を完遂しなければ、パーティ能力が取得できないというものでもないのでPS2版と同じ感覚でこだわる必要もないのですが。
反面一周目一発ブレイブコンプリートを目指すと結構歯ごたえがあります。
スキル縛りなどもPSP版サモナイ3の新たな楽しみと言えますね。
ノーマル難度では、出現する敵を強くするパーティ能力なんてのもあるのでより長く楽しめるでしょう。
誓約の儀に関して、今までは新アクセやキーアイテムを手に入れたら召喚辞典を埋める為には全属性をチェックする必要があり、
結果として特にいらない召喚石が何個もダブるという事がままありましたが、今回は一度召喚獣を召喚してしまえば、
例えば鬼属性の同じ召喚獣を出現させるアイテムを後に手に入れたとしても、
そのアイテムの鬼属性欄はチェック済みになっているので逐一誓約を試すという面倒が省かれています。
ブレイブクリアには「攻撃キャラが倒した敵キャラのレベルを上回っていてはいけない」と言う厄介なルールがあるという人が居るようですが、
これは頭の使いどころです。実はそんなに難しい条件ではありません。
むしろ高レベルキャラが参戦時に一人でも混じっていたら即アウツだったPS2版に比べれば超ヌルいです。
またPSP版ではキャラのHPやMPが凄く成長するので、PS2版では割とカツカツだったMPの運用を割と余裕を持って行うことが出来るようになり、
余程グダらなければMP切れを心配する事もなくなりました。
まぁブレイブコイン収集は努力目標なので、ゲームに慣れない内は無視したって良いのですよ。
また、事前に次MAPの敵ユニットのレベルがわからないと言う事がいくつかのレビューに出てますが、
これはちゃんとフォローされています。
新規のパーティ能力で次のMAPの敵ユニットが何レベル〜何レベルまでの範囲で出現するのか教えてくれると言うものがあります。
どのように教えてくれるかというと、キャラクターのステータスを確認出来る「状態」画面の右下にガイドが表示されるようになると言ったもので、
レベルアップ画面にも同様にガイドが表示されるようになるので、レベルアップ時に次MAPの上限下限がわからなくて困るという事はありません。
これはブレイブコイン1枚のコストで習得可能なので、よっぽど取得し損ねると言う事はないでしょう。
ブレイブクリアを目指すなら必須と言ってもいい能力なので是非取得しましょう。
サモンナイトシリーズは元々S・RPGとして難しい方のゲームではありませんが、
戦闘はS・RPGらしくそれなりにシビアなので初心者の方はイージーモードでのプレイをオススメします。
イージーでも本編の内容に一切変化はありませんし(敵が弱くなり入手経験値とスキルポイントが増える)、
隠し要素もイージーで全て出せますので(敵を強くするというパーティ能力だけはイージーで取得不可)。
1週目でイージー2週目からノーマルという遊び方も可能なので、PS2版より初心者でも気楽にプレイできます。
サモンナイトシリーズ入門としても、S・RPG入門としてもオススメの一作です。
長々と取りとめもなく書いてしまいましたが、PS2版とはまったく新しい気持ちでプレイ出来ちゃっています。
むしろ近年こんなにゲームにはまったのは久しぶりと言った次第で、
3は去年も一周クリアしたばかりなのに本編2周目後半の今でもまったく飽きを感じていません。まったく凄いリメイクです。
サモンナイト サントラ
内容としては、サモンナイトシリーズファンにとっては決して悪くない内容に仕上がっているのは事実だが、値段に値するクオリティを持っているとは言い難い。
このCDは、サモンナイトシリーズのゲーム中で使われたバックラウンドミュージックと、それぞれの作品のテーマ曲が収録されている。
が、サントラの方は、トラック数を稼ぐ為に詰め込みまくりました、という感じが否めない。
更に、加藤いづみさんが主に歌っている、全シリーズのテーマ曲が入っているのは確かに魅力的だが、それを差し引いても価格がかなり高い様に思える。
簡潔にまとめると、サントラの内容はお世辞にもいいとは言えない、
そして、テーマ曲が全部入ってるとしても高すぎる。
サモンナイトコレクション
1・2キャラの立ち絵・設定・表情まで細かく編集されています。
飯塚さんやスタッフのお話(裏話)も見れて面白い。
他にもキャラの初期設定画・2のアニメの線画・今までの雑誌に掲載されたイラスト・EDの絵など情報満載・絵満載でサモンナイトをより深く知る事が出来、もっと好きになれる本だと思います。
値段も内容の充実さに比べると安いくらいです。
書き下ろし漫画や小説など、この本でしか見れないものもあるので、是非サモンナイトファンには手にとって貰いたいと思います。