赤ちゃんはどこからくるの?
決してボリュームが少ないわけではないと思いますが、前作きみしねを極めてしまった私は1週間程度でクリアしてしまい、物足りなさを感じました。それとコヅクリモードでつくれる赤ちゃんの種類が豊富なことは良いのですが、本編と全く関係していないことが悲しかったです。タイトルにもあるし、とってもかわいいのだからもっと活躍させてほしかったな(登場するのは通信時のみ…)。しかし、シルエットで表されるキャラクター達や、耳から離れない独特のBGMは前回同様かなり良かったです。ただ、激しくタッチパネルをこする場面が多いので、小さな子供さんや短気な方に貸す際は、DSを壊されないように気をつけて下さい(笑)
赤ちゃんはどこからくるの? (もっと自分を好きになるドキドキワクワク性教育)
女性の妊娠から出産に至る前の赤ちゃんの成育の過程を描いた絵本。
ライトなタッチの絵で女性の妊娠から出産までを描いているのはいいのですが、
最初の精子と卵子が結び付いて受精する過程で、いきなり精子が女性の膣内に入ってくる描写からのスタートになっています。
つまり、それ以前のセックスに関する説明を一切省略してしまっているということです。
これは「片手落ち」です。
きみのためなら死ねる ラブラブ大作戦CD+
ゲームのノリが合った人ならオススメの攻略(?)本。
付属のCDにはテーマ曲の歌付バージョン、「きみのためなら死ねる~完全版~」等が収録されていて、この値段はホントにお買い得だと思います。
また、政策秘話など、読んでいて飽きない出来になっていて非常にコミカルで良い出来です。
The Art of Electronics
この本をパラパラとめくって、何かとても懐かしい気がしました。なぜだろうと考えたら、これは、大人向けの「こども電気なんでも辞典」なのです。
子供の頃、「なんとか百科事典」のような本に夢中になったことはありませんか? 理科少年だったら経験をお持ちの方も多いと思うのです。世の中の何か知らないこと、つまり、電車はどうやって走るの?、電気はどうして伝ってくるの?、ガラスはどうやって作られるの?、テレビはどうして映るの? そんな質問に対して、ページを繰る毎に解決してくれる魔法の本です。
別の角度から見ると、この本の偉大さは、アカデミックな雰囲気を徹底的に排除しながら、しかし、本質を正しく追究している点です。インダクタやキャパシタを説明する際、フェイザーを導入すれば綺麗に説明できるのに、それをあえて雰囲気だけでごまかしてしまう。読者が脱落する「チャンス」を、可能な限り排除しているのです。フェイザーやベクトル表記を知っている学生は、優越感に浸りながら読み進んでしまう。実は、それが著者の思惑なのでしょう。
しかし、生半可な知識で書かれている類書と違うのは、技術の本質をこぼさずに明らかにしている点です。例えば、電圧や電流を「増幅」できるトランスと、能動素子トランジスタの本質的な違いは何か? 前者は電力ゲインを得ることはできないけど、後者はそれができるのだ! 明確な説明です。
ともすれば、最近の学生や技術者は、なんでもインターネット(特に Wikipedia)で解決してしまいがちですが、この書の優れた点は、冒頭から読み進めることによって、体系的な知識を得ることができる点です。また、各所に参考回路例が掲載されていますが、「良い回路」に加えて「間違った回路」が例示され、読者には、なぜそれが間違っているのか、考える余地が残されているのです。
最後に、この本は英語で書かれているのですが、複雑な言い回しやボキャブラリーをできるだけ避けているので、英語の苦手な日本人でも十分に読み進められます。(英語のデータシートを読める技術者なら、問題なく読めます。) また、英語なので細部は汲み取れませんが、非常にフランクな文体で書かれている点にも好感を覚えます。
英語圏の学生や技術者に強く支持されている理由が分かった気がしました。最初、この本に加えて、トランジスタのモデリングやら物性上の働きを述べた本も併せて購入しようと思ったのですが、この本だけでしばらく楽しめそうなことが分かったので、中止した次第です。
きみのためなら死ねる
ペンタッチやマイクへの息吹きかけを利用したミニゲームの集まりですが、他のゲーム機では出来ない「DSらしさ」を存分に使っているので、DSを最近買ったばかりの人こそDSらしさを味わうためにも楽しめると思います。
確かに「やり込むとミニゲームの少なさを感じてしまう」ということもありますが、HappyPrice!(定価2,100円)版や中古市場では2,000円を切る価格帯であることもあって、充分に元を取れるゲームだと思います。
ちょっと大人な内容であるため、子供の場合だと逆に「つまらない!」と思ってしまいそうです。 大人向けといってもそれほどきわどいわけでもないのですが、自分の場合で考えても、こどもにはあまり勧められないかもしれないです。
責任ある大人こそ、このシュールなおバカ世界を堪能して欲しいと思います。