光とともに… (10)
いよいよ小学校卒業。
そしてまた訪れる進路の悩み。
加えて中度から重度へと判定されてしまった光君の進路はやはり前途多難。
養護学校へいくのか、受け入れは、、様々な困難が待ち構えています。
また周囲子どもたちの環境も劇的に変化しながら物語は進みます。
中学受験をした子どもたちの悲喜こもごもはこれからの複線でしょう。
前回登場よりの赤松先生は少しずつ障害に対する理解が深まり始まります。後悔が伴いながら。
いよいよ始まる中学生生活、というところです。
光とともに 15―自閉症児を抱えて
作者である戸部さんが他界されたのは、今年の1月でした。
原稿はお盆で雅人さんの姉一家がシアトルから帰国したところまで仕上がっていました。
2回分はネームという形で残っていて、最終話は(憶測ですけど)光くんが義務教育が終わるまでだったのかな・・?という気がします。
他に2作品が掲載されています。
最後にこの作品に出会えたことに感謝します。ありがとう戸部先生。ご冥福を祈ります。
光とともに… (1)
「あら、うちの子もそうだったわよ!気にしすぎよ」
「親が神経質になっているんじゃない?」
「親の接し方が・・・・・」
自閉症・発達障碍の子どもの親が、一度は必ずかけられる言葉だろう。
現に、妻もそのような言葉をかけられた。
この漫画の母親も、同じような言葉をかけられている。
親の気のせいと思っていいのだったら、そう思いたい。
一見同じような行動をしているようだが、親だからこそ感じる違和感がある。
「同じ」で済ますことの出来ない胸騒ぎがある。
泣く・嫌がる・怒る。
言葉にすると同じになってしまう事だが、感情を揺さぶられる基準がちがう、出し方がちがう。
「他人に伝えにくい、伝わりにくい」
そんな親の気持ちを、漫画という形で伝えてくれている作品。
ここに書かれている話は決して作り話ではなく、私たちが日常で経験していること。
その日常を少し覗いていただければと思う。
ご近所にいる方、自閉症・発達障碍の子どもと接する職業の方など。
いろいろな方に読んでいただきたいシリーズです。
光とともに… (8)
ご両親の努力や周りの人たちの協力で、地域にうけいれられていく光君の様子が描かれています。
郡司先生が「愛してます!!!」と光君のお母さんに抱きつかれるほど、理解が深まって一安心。
5年生の友達達の進学や転校していってしまうお友達、淡い恋心のお話なども展開します。
この巻で力が入っていたのは、アルコール中毒の暴力的な父親に育てられていた沖君のその後です。
施設に入所していましたが、施設内での暴力があり、沖君は安住の場所とはなっていなかったのです。
この問題を解決していくのは…。
難しいテーマを押し付けがましくなくマンガで描いてみせる。
本当に作者には頭が下がります。
健常者の方が読んでも共感する場面がたくさんです。
読後感が良くとても面白いマンガです。
ボクらの太陽
光を意識した繊細で細密なドットグラフィックに、よくよく練りこまれた
マップデザイン、余すところなくある豊富な仕掛けの数々、分岐、自由度の高さ、操作性のよさと、ここまで懇切丁寧に作りこまれていると、けなしようが
ないっていうか、ただ少し気になったのは、今回はなんとなく中世風の世界観で、小島監督の作品ぽくないということです。そして、今回はシナリオ絡みのイベントよりもゲームとしての構成を重視している性か、オープニングの見せ場のようなものがない上に、導入部分も少し強引な詰め込み型。。監督が得意とする部分があまり感じられず(まだ最初の館ですが。。)それがすこし残念かなと思いました。そういうことは抜きにしても久しぶりに安心して遊べる
やりがいのあるゲームだとおもいます。ゼルダの伝説が好きな人は、もう何をおいてもこれを買って、遊ぶしかないですね。外と中がリンクしているとにかく不思議なゲームです。旅行のお供に・・・。