デス・コネクション(通常版)
最初から攻略キャラが死んでいる(一人は除く)という、異色な設定です。 キャラはとてもいいと思います。 個性豊かで各キャラの過去等が他キャラ攻略中にとても気になって、次はこのキャラを暴いてやる!!と意気込みました。 EDもご都合主義ではなく、死んだ人間は蘇る事はないという事を徹底していて好感を持てます。 悲恋のようなニュアンスのものもありますが。
しかし、せっかくマフィアと死神というスリリングな題材を掲げているのにスリルが足らないように思えます。
マフィアの抗争と聞くと激しい撃ち合いなんかを想像するもんですがほとんどありません。 大半を屋敷内で過ごしてます。 たしかに、記憶が曖昧で解決しなければならない事もあるのでしょうが、もう少し動きがあっても良いのでは? 選択肢が少ないのもあって、とてものっぺりした感じに思えました。 死神らしさというのもイマイチ掴みかねます。 最後の最後に死神の能力とやらが覚醒しますが、あんまり重要視されていなくて勿体ないです。 スチルを入れるなり演出で盛り上げて欲しい所。
あと、気になったのが「抱く」や「寝る」の言葉がやたらめったら出てきた事。 私的には無理矢理出してる感が否めませんでした。 CERO15作品とはいえ、そんなに連発しなくてもいいと思います。 もっと自然に扱ってもらいたかった。 総合的には可もなく不可もなく、といった感じでしょうか。 流血表現も控え目で、苦手な人には優しい作りです。 適度に萌えも入ってますし、ストーリー自体も買って損した!というものではありません。
絵も綺麗ですし、誤字脱字もないので安心して遊べるかと。 個人的に期待していた程のスリル感がなかったのと、コンタクトハートの仕様が思っていたものではなかったという点で厳し目の★3です。
追加:他の方も言われてますがスキップ面でバグがありました。
69 sixty nine (集英社文庫)
時代は1969年。ヒッピー達が愛と平和を叫んだ時代。
九州の西の端の米軍基地のある街。頭のイカれた元同級生は黒人兵とのセックスに励み、教師達は意味も無く威張っていた。主人公矢崎と親友のアダマ。
矢崎はカミュ、ヘッセ、大江健三郎の小説とニーチェとランボーの詩をこよなく愛する真面目な少年である。
と言うのは嘘で、県内各校の美少女率に博識なお調子者。
アダマは炭坑町育ちの実務家で美少年。
これは楽しい小説であり、「楽しく生きない事は罪である。」と言う作者の思想が詰まっている。
楽しい生活は人類から無駄な理性を奪ってくれる事だろう。
ヴァルキリープロファイル2‐シルメリア‐〈Vol.2〉 (VISUAL NOVELS)
フレイの介入その他で仲間が散り散りになり、アリーシャとルーファウスだけに
なったところから始まります。
攻略本では書いてない、ルーファウスが神界を目指す所やオーディン戦などで一時、
戦線離脱してしまう事情がしっかり描写されています。エンディングもいいです。
上部に白黒ですが、それぞれのシーンの人物アップの写真が載っています。
ゲームはやっていないけど、ストーリーを知りたい人に最適です。