ビブリオテーク・リヴ (キュンコミックス)
SF漫画の一つのあり方を感じました。
基本ベースは、コメディー。ただ、そこかしこにシリアスな要素が散らばっています。
超巨大図書館やメイド、眼鏡等 「萌え革命」以前の作品でありながら、萌え要素を含んでいます。
出版部数が少ないのか、古本屋で見かけることがまずありません。
SF好きなら、ぜひ読んでいただきたい一品です。
パラダイスバード (バンチコミックス)
佐藤明機先生の『パラダイスバード』の単行本。
これはコミック@バンチで連載分とポプラ社にての掲載分を収録したものです。
久々の単行本ということで力が入っており、以前月刊コミックドラゴンに四話分掲載されていた幻の作品『家出王國』がもれなく収録されているというファンにはとても嬉しい仕様になっています。
以前からのファンの方は勿論のこと、今回初めて佐藤明機作品を手に取られる方にも楽しんでいただける逸品ですので是非この機会に一読されてみてはどうでしょう。
楽園通信社綺談 (ホビージャパンコミックス)
ホビージャパン「コミックマスター」8~24号('92/5~'94/9)に連載された本編と
著者の初期作品3本を収録している。
なんでもありの不思議都市ヘヴンに配属された新聞記者メイウルフ、
彼女と彼女をとりまく、これまた不可思議な現象とキャラクターが
右往左往するおはなし。
当世界の雰囲気に馴染むまではわからないことも多いが、
12頁ごとの一話完結で進んでいく物語はテンポよく進み、
笑いどころは「可笑しい」というより「おかしい」。
この奇妙な街、ヘヴンを奴らと友に散策するつもりで
のったらくったら浸ることをオススメ。