民事執行の実務 不動産執行編〈上〉
とかく抽象的な議論に終始し具体的イメージが沸きにくい手続法である民事執行法を,東京地裁民事執行センターの裁判官と書記官が,書式や記載例等を豊富に引用しながら,手続の流れに従って記述した実務書。近時の法改正を盛り込んで最新の内容にしたもので,まさに民事執行実務書の決定版である。不動産編2冊と債権編2冊から構成されるこのシリーズを持っていれば,不動産執行及び債権執行の実務で発生する問題はほぼクリアーできる。民事執行に携わる裁判官,書記官,弁護士,そして金融実務家に胸を張ってお勧めできる内容になっている。
手持ち200万円から始める! 低リスク・高利回りの不動産投資
不動産投資に関する書籍はほぼ全てを読んでいますが、
資産形成という大枠における不動産投資のポジションを
位置付け、そのポジションがマクロ経済環境によって
時々刻々変化することを論理的に提示している数少ない
書籍の一つであると思われます。
秀逸なのは、論理的である一方で、論理のみでは測り
きれないファクターが不動産投資という特殊な分野には
あるということを認めているという事でしょうか。
別の方のレビューにExcelシートが優れているとありましたが、
2012年3月まで閲覧可能な賃貸マーケットデータもかなり
優れています。
単純なピラミッド構成ではなくなっている日本国内環境を
捉えるには単純な平均値という手法ではなく各種の
統計処理手法が必須となりますが、その考えに基づき
処理されたマーケットデータが提供されています。
必見です。